
僕の iPhone でときどき東京の週間天気予報をチェックしているのだが、まだ雨/雷雨のマークが続いている。とはいえまもなく日本格的な日本の夏がはじまることだろう。
翻って New York はというと、梅雨らしい梅雨が無いので、5月ぐらいから延々と夏が続いている・・・そんな気分である。
そのくせ冬は冬で長く、そのあいだ夏の陽気、緑にあふれる街路樹が恋しいはずなのに、蒸し暑い夏に閉口してしまう。全くわがままなもんだ。
長い夏の間全く雨が降らないのかというとそうではなく、夏は雨が多い時期でもある。ただ日本の梅雨のようにしとしとと降ることはなく、降るときは一気に、それこそバケツをひっくり返したような土砂降りの雨がなる。
こういう雨が降ると、排水溝の許容量を超えるのか、あちこちで洪水を巻き起こす。地下鉄が止まることもあるし、高速道路ですら閉鎖になることも。雷雨によって停電になることもあるのだが、それ以上に大きな被害は、地下室への浸水だろう。地下室をアパートにしているところも少なくなく、「また水が入ってきた」という話をよく耳にする。New York で地下室のアパートを借りるときは浸水しやすいかどうかを見極める必要があるのはそのためだ。
この土砂降りの雨は日中がかんかん照りであればあるほど、夕方によく降る。雨が上がった後、ひときわ湿度があがって不快になることもあるのだが、たいていはアスファルトが冷えるのかクールダウンし、過ごしやすくなる。しかも雨が降ったにもかかわらず湿度が低くなり、あっという間に道路が乾くことも少なくない。
傘を持たずに出かけたとある日、突然の夕立に足止めをくらう。走って地下鉄駅に駆け込もうかとも思ったが、たまには雨がやむのを待つのもいいだろう。
雨宿りに入ったカフェで一涼みし、コーヒーをゆっくり飲み終わる頃、雨がやんだ。
アスファルトをたたきつけるような強い雨があちこちに水たまりを作り、空を移す巨大な鏡となった。
まだまだ暑い日が続く今日この頃だが、水たまりに映った空は夏の終わりを予言しているような、そんな風景を見せていた。

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