なんだか今朝もこのブログにアクセスできない時間帯があったようだが、それは Movable Type のせいではなくどうやらサーバ側の障害のせいだったようだ。昨日からホスティング会社のこのサーバの Apache サーバが接続不可能になっており、かつ MySQL DB にもアクセスできない状態が続いていた。僕が利用しているこのホスティングサービスはテクニカルサポートも24時間体制で対応してくれるので、障害報告を出すとすぐに対応してくれるのだが、しばらくはブログがうまく動作しているかモニターしていく必要がありそうだ。
さて今回もその Movable Type 4.21 に関するブログを掲載する予定だったが、紹介するにはまだちょっと調査が必要なので一休みして、New York と写真の話題なぞ紹介しておこう。
写真、特にカメラの話となるとなかなか New York のトピックと重なる部分が少ないのだが、今回は珍しいことに、かつ見事にオーバーラップしているので、下のビデオを楽しんでみてもらえるだろう。
ほんのちょっと前まで、New York の観光名所で写真を撮っている人と言えば使い捨てカメラとかコンパクトデジカメを手にしている姿をよく見かけたのだが、ここ最近はデジタル一眼レフカメラを使っている人がだいぶ増えている。中には一眼レフカメラとビデオカメラを持ち歩く人もいて、そういう人は撮影機材で両手がふさがっている。
僕もかつてはビデオカメラを使っていたのだけれど、ここ何年も動画を撮っておらずここ10年はもっぱらスチル撮影ばかりである。とはいえときおり動画を撮ってみたいという欲も出て、そのたびごとにビデオカメラのトレンドを調べたりするのだが、結局あまりつかわないだろうという結論で買わずじまいである。
ところが時代は進み、いまやビデオカメラも皆デジタル化し、静止画(スチル)の撮影機能などあたりまえになった。携帯電話に着いている小型カメラもスチルと動画の両方が撮れる。またビデオカメラが静止画が撮れるようになったように、コンパクトデジカメは動画が撮れるようになった。デジタルになったおかげで動画、静止画を問わず機能の共有が進み、垣根が低くなってきたことの表れだろう。
一方デジタル一眼レフカメラでは今年になるまで動画が撮れる機種は無かった。もしかすると技術的にクリアしなくてはならない問題があったのかもしれないし、マーケティング上の理由によるものかもしれない ( それについては後述 )。またこれまでは銀塩一眼レフユーザがデジタルに移行するというシナリオがメインだったから、あまり動画機能に対する要求というのはあがってこなかったのだろう。
そこに来て先日ニコンが発表したデジタル一眼レフカメラの新製品にとうとう動画撮影機能が搭載された。これについて苦々しい思いをしているユーザもいるかもしれないが、僕は同じ一眼レフだからといってアナログ時代と同じ機能にとどまっている必要は無いと思うし、メーカーも差別化をはかるのに必死なのだろう。ただし動画撮影機能を搭載したことによって本来のスチル撮影に弊害が出るのは困るが。
そしてそれを追いかけるようにして、キヤノンも先日発表した EOS 5D MarkII に動画機能を搭載した。なんとなくニコンの後追いのようだが、開発期間を考えると二社ともかなり前から準備していたに違いない。むしろビデオカメラも販売しているキヤノンの方が先にこの機能を搭載するのは容易だったはずで、うがった見方をすればニコンが搭載したからキヤノンも今回の機種で搭載したのではないかと思える。先ほどマーケティング上の理由で搭載してこなかったのではないか、と書いたのはつまり同じ企業内の製品で共食いになるのを避けていたのではということからである。
その 5D MarkII だが、プロトタイプ機材を使用して撮影された動画が米国 Canon のサイトにアップロードされた。
(視聴には QuickTime が必要 )
そしてこのビデオは DUMBO や Long Island City、 Times Square など、New York が舞台となっている。観光で訪れた人なら見慣れたシーンが多いだろう。
http://www.usa.canon.com/dlc/controller?act=GetArticleAct&articleID=2086
このビデオを撮影したのは、Vincent Laforet という Photographer で、かつてピュリッツァー賞も受賞している。映像作家ではなく、報道を主にした写真家が撮ったというところがおもしろい。そのせいかどうかわからないが、一シーンごとにそれが一枚の写真であるかのような感じを受ける。構図などがそうさせているのだろうか。
またメイキングビデオも見ることができるが、こちらもどのようにして撮影したのかがわかるだけでなく、やはり街を行き交う人の反応などが見られてなかなかおもしろい。
http://vincentlaforet.smugmug.com/gallery/6021407_xEg87/1/#378479692_MRytZ-XL-LB
http://vincentlaforet.smugmug.com/gallery/6021407_xEg87/1/#378608891_Jd2CT-XL-LB
ちなみに Laforet 氏がアップした最新のブログ記事によると、このビデオに関して懐疑的な意見が寄せられているとのことで、米国時間26日に生の映像ファイルをアップロードする予定らしい。今回公開されている動画はオリジナルの画像を編集し、縮小しているようだがこれでも十分な画質を確保している。果たして Full HD の画質ではいったいダウンロードにどれくらい時間がかかることやら(笑)
ところでビデオを見て気がついたのは、撮影の時間帯が夜中心になっているということ。おそらくカメラの高感度をアピールするねらいがあったのだろう。それが功を奏して今までのビデオカメラとは次元の異なるレベルへと押し上げている。
上のメイキングビデオは同じくキヤノンのビデオカメラ XH A1 を使って撮影されたものだが、明らかにプロシューマモデルのビデオカメラより画質が上回っている。彼自身ブログの中で 「 僕がキヤノンのトップラインのビデオカメラをこき下ろすことになってしまったのをキヤノンはいったいどう思っているだろうか 」 などとコメントしている。
さてこのカメラは11月に日本を始め世界中で発売になるが、果たしてそれまでに購入するかどうかゆっくり考えることにしよう。今手持ちのカメラ機材を見れば、5D MarkII は不要なのだが、趣味で持ち歩きスチルと動画を撮る楽しみは、これまでとない楽しみ方ができるかもしれない。となると手持ちのカメラの一台を処分しないといけないか・・・。ふむ悩んでしまうな。

Gizmodeにも記事が出ていましたが、映像を見ると、、、本当に息をのむような美しさですね。
Nikonの動画を見てもそう思いましたが、これが30万程度で変えるとなると映像作家などが飛びつくのでしょうね。
フルサイズ+大口径レンズ+高感度+HD、新しい映像表現が生まれてくるのが楽しみです。
ぼくは中古で現行の5Dを15万くらいで狙ってたりします。
さすけさん、こんにちは。
一眼レフカメラでのHD動画撮影は、豊富なレンズが選択できるというのも魅力のようですね。今回このビデオでは11本のキヤノンの名だたるレンズが使われていますが、それによっておもしろい効果が得られますよね。あ、レンズベビーで酔いそうになる映像もおもしろいかもしれないな。
肝心のスチルのサンプルも少しずつ見られるようになってきましたが、まだまだ物足りないのでもう少し様子を見ることにしましょう。