写真 on the fly

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最近は、デジタル一眼レフカメラでもコンパクトデジカメと同じ、SD カードを記録媒体として使える機種が増えてきた。特にハイエンドともなると CF 用と SD 用の2スロットを持つカメラもあり、そういった機種ではメモリカード間での写真の複写・移動がカメラを操作することでできるようになっている。
僕はこれまでほとんど CF カードばかりを使ってきたのだけれど、予備のメモリカードが必要になり、急遽 SD カードを購入することになった。これまでのように CF カードを買ってもよかったのだが、メモリカードを使い切ったところでいちいち入れ替えるのが面倒、ということで今回は SD にしてみた。これならば CF カードと SD カードを両方差しておいて、片方を使い終わったらカメラは自動的に他方に書き込みに行ってくれる。

ちなみに買ったのは容量 4GB のもので値段はたった $6 だった。
ここずっとコンピュータの処理速度は上がり続け、記録媒体は大容量化・低価格が進んでいるものの、気が付けはメモリカードもこんな値段になっていることに驚いた。生まれて初めて買った外付けハードディスクは20MBのものだったが、今じゃすぐ横にある iPhone ですらその800倍ものの容量を持っていることになる。
そしてこの SD カードの値段、$6 というのは銀塩フィルムの価格並になっているということにある意味ショックを受けた。メモリもいずれ使い捨てになってしまうのだろうか。

その SD カードだが、ちょっと前から気になっている製品がある。確か米国で昨年発売されたもので、最近あちこちで目につくようになった。僕自身、まだ購入には踏み切っていないのだけれど、「Eye-fi」という製品である。

Eye-fi という名前は無線 LAN の WiFi の語呂合わせのようだが、親父ギャグなみのネーミングながらアイデアはなかなか。
一見したところ普通の SD カードに見えるものの、2GB 分の記憶容量に加えて無線 LAN の機能が内蔵されているのである。つまりこの SD カードをデジタルカメラのメモリスロットに挿入し、写真を撮るとその画像があらかじめ指定されている自分の PC や、Flickr など写真共有サービスに自動転送されるのである。
もともとデジタル一眼レフカメラの中には無線 LAN ユニットを別売りにしているところもあり、スタジオでの撮影なんかでは重宝するのだがなんせ高額なアクセサリに入る。僕個人的にはこの無線 LAN ユニットを持っていないので、屋内の撮影時にはノートパソコンとカメラを USB ケーブル接続で済ませてしまう。
ところがこの SD カードはカメラが特別な対応をしていなくとも、SD カード自体に無線 LAN アプリケーションがあり、これ単体でファイルを転送してくれるという代物だ。価格もカメラメーカーの無線 LAN ユニットが10万円近くするのに対し、このメモリカードは$79~となっている。製品は機能により三種類あるようだが、自宅でのみファイル転送を利用し、送信先も自分の PC だけということであれば、一番安価な Eye-fi Home で十分だろう。そのほか、Flickr などあらかじめ20カ所の写真共有サイトやオンラインプリントサービスを登録でき、かつ自宅の PC にも転送ができる Eye-fi Share が $99、そして一年分のホットスポットのアクセス料金を含み、かつ WiFi のホットスポット位置情報を写真に埋め込むことができる Eye-fi Explorer が$129 と目的に合わせて選ぶことができる。

最新のアップデートによると写真がアップロードされると Twitter や RSS の更新までするサービスが追加されたようで、ますます撮った写真が公開されるまでの手間と時間がダイナミックになっていく。これさえあればメーカー純正の無線 LAN ユニットは不要かもしれない。


こういう機能はまさにデジタルカメラゆえ実現できたものであり、今後使い方を変えていくものかもしれない。以前もどこかで書いたのだが、カメラの中に大量のメモリを内蔵させ、かつ携帯電話機能や無線 LAN 機能も持たせることで、画像ファイルの取り扱いが変わっていくのではないかと思う。この製品はその第一歩といえるだろう。
現在からどのくらい時間がかかるかわからないが、携帯電話機能がより高速になり、使用量が今とは比べものにならないほど安くなったときこれは当たり前になるのでないだろうか。今、携帯電話にカメラがついているが、ちょうどその逆の考え方である。ビデオカメラも個人レベルでライブストリーミングができるかもしれない。

タイトルに書いた on the fly はまさに ( 無線を使って ) 飛んでいくと言う意味もあるのだが、他にも中間処理手続きを省いて一気に最終アウトプットまで処理を進めることの意味でも使われる。この言葉の様にデジタルイメージングはこれからますます銀塩カメラとは異なる発想で、従来とは異なる形で進化していくのではないだろうか。

Eye-Fi

公式サイト
http://www.eye.fi/

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先日のニュースではEye-Fiを入れていたカメラを盗まれたけど、盗人達が自分たちの顔写真を撮っていてWEB転送されていたので逮捕されたというEye-Fiの宣伝のような記事がありました。

つまり誘拐されても自分の居場所を警察に通報できる?旦那さんのデジカメに内緒でEye-Fiカードを忍ばせておけばキャバクラで写真撮った映像が奥さんに転送される?

Eddieさん、
最近はリモートデスクトップ環境を使う人も珍しくなく、PCやMacでもそういった「お手柄」が広がっていますね。間抜けな犯人はノートパソコンの上部に着いているカメラで自分の顔をさらして、かつ住所などもわかってしまうので御用となったわけです。
それにしてもこの小さなカードにWiFiのスタックなどが入っているかと思うとすごいですね。ウェブアプリケーションで設定するとそれがネットワーク経由でEye-Fiカードにダウンロードされて設定が完了するようですね。

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このページは、hiroが2008年10月13日 23:52に書いたブログ記事です。

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