近くて遠い国

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年末近くになってまとめて3週間近く休みが取れることが直前になってわかった。去年もだいたいそんな感じだったから、予想はつけておいた。
けれどもこれだけ急だとなかなか旅行に行くには難しい。アメリカはクリスマスシーズンを迎えるとあって世の中がそわそわしている。クリスマスに向けて航空運賃も日ごと跳ね上がっているはずだった。
とはいうもののせっかくのチャンス、だめもとで New York の旅行代理店に相談してみることにした。それが旅行に行く前日の金曜日と言うから自分でもあきれてしまう。
「 明日、カンクンに向かう便はまだ取れますか? 」

さすがプロフェッショナルだと感心したのは担当してくれた女性はさほど驚いた顔を見せることもなく、すぐに端末をたたいてその場で回答を導き出してくれた。
最初に出てきた数字は$700近かった。それは New York からメキシコのカンクンに行くことのできる一番早い直行便で時間的にはパーフェクトな便だった。( 前日の便だからこの値段でも仕方ないか・・・とその値段で発券を頼もうかと思っていたところ、担当の女性はさらに端末をたたいて別の便も見つけてくれた。カンクンに午後4時近くに到着する便で値段は先の便の半額近くになっている。
カンクンに行くのならいいのだが、今回はその先の国、キューバにどうしても行ってみたかった。そのためにはカンクンからハバナまで飛んでくれる便と乗り継ぎが良くないと行けない。カンクン ( メキシコ ) <-> ハバナ ( キューバ ) 間は一日に4便ほど飛んでいるということだったが、午後4時に現地に着くとなると最終便しかチャンスがないわけで、その便を逃すとカンクンの空港近くのホテルで一泊することを余儀なくされてしまう。

実は New York <-> カンクンの航空券手配に先だって、その何時間か前にカンクンの旅行代理店にメールを出しておいた。金曜日の早朝であるからどうしても社員が見てくれるのは朝オフィスに出勤してからのことになるだろう。尋ねた内容はカンクンからハバナに飛ぶ空港券が取れるかどうかというものだった。オフィスは閉まっている時間帯でメールしかコンタクトを取る方法が無かったから半ばあきらめていたのだが、なんと朝になって現地のオフィスが開く時間よりだいぶ前に、丁寧な返信をいただいた。
「 ○○日と書かれているのは翌月のお話でしょうか? 」 とあってさすがに先方も明日のこととは思っていなかったようだ。ところがメールの後半になって、
「 もし明日のチケットのことでしたら、午前中にお電話いただければ発券が間に合うかもしれません。とりあえずお電話ください 」 とあった。
こちらも担当氏の機転でなんとかうまくいきそうな気配を感じる。
そこで、New York の旅行代理店でカンクン行きの航空券をいったんホールドしてもらい、その場で携帯電話でカンクンの旅行代理店に電話を入れた。現地の担当氏と直接話して夜の便が取れるかを確認し、席に空きがあることがわかるとその場で発券の手配をしてもらいつつ、カンクン行きのチケットを購入したのだった。

こうして僕は直前までばたばたしながら近くて遠い島、キューバに飛んだ。

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このページは、hiroが2008年12月27日 22:59に書いたブログ記事です。

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