今、ちまたを騒がせている、新型インフルエンザ、正式にはH1N1型というようだが、今後も新型が発見されるだろうから、「新型」と呼ぶのはいまだけであって、すぐにこれは不適切な呼び方になることだろう。
もとも日本語では豚インフルエンザと呼ばれていたそうだが、名称はあらためられた、とはオンラインで知った。
米国ではどうかというと、メディアはこのインフルエンザを Swine Flu、つまり豚インフルエンザ、そのものとして呼んでいる。 同じ豚でも pork や pig という単語を使用しているわけではないので、食品業界に与える影響は軽微なのかもしれない。
そのインフルエンザだが日本からの映像 ( ニュースサイトの写真含む ) には多くの市民が白いマスクをして歩いているものである。また最新のニュースでは関西やその他の地域でも感染者が見つかったということでマスクが各地で売り切れになり、オンラインでは高額で売買されているとか。
ゴールデンウィーク中に New York を訪れていた日本の友達も、日本帰国後、社の命令で自宅待機になった、などの話を聞いた。
不謹慎かもしれないが、( こちらからみると ) それが本当ならうらやましい限りである。New York に旅行した人でも 5 日ほどの自宅待機が指示されるのなら、感染者が多く発生している New York 在住の人間は騒ぎが収まるまで、自宅待機にしてくれないかしらん・・・などと思ってみたり。
そのくらい、New York の人たちの意識と 日本からの報道にはかなり温度差があるのだ。
メキシコ人移民が多い、New York。とくに中でも僕の住んでいる Queens には大きなコミュニティがある。案の定、New York の最初の感染者も Queens にある学校の生徒たちで、メキシコから帰ってきて感染が判明したケースである。
その後休校になる学校が増えたが、その間生徒たちは街に繰り出すから、結局感染している人がまた不特定多数の人たちを感染させることになり、休校が果たして賢い措置なのかは不明だ。それを証明するかのように New York での感染者数は日々増え続けているし、亡くなった人も出ている。
僕のところにも家人や友人からメールや電話で健康を気遣う問い合わせをもらった。いまのところインフルエンザどころか風邪の兆候もなく、元気にやっているが、New York の人たちが感染予防になにか手段を講じているかというと、まったくその気配はない。地下鉄は普段通り混んでいるし、Grand Central Station も Times Square もいつもと変わらない。
僕もマスクは着用せず、うがいだけは心がけているといった程度で、これといって特別なことはしていない。果たしてそれでよいのかわからないのだが、メディアによると 「 自分が感染している場合は他人にうつさないようという目的でマスクは有効だ 」 と伝えているので、マスクをして外出しようものなら感染者だと思われかねない。
ということで以下は平日の昼間、Midwown で撮った写真だが、ごらんの通り一人もマスクをしている人をみかけない。マスクは着用しない代わり、強い日光を避けてサングラスをしている人の姿の方がずっと目立つ。
アメリカ人はこのインフルエンザをあまり脅威ととらえていないのだろう。日本が過剰なのか、それともアメリカが無頓着なのか、それはよくわからないのだがその違いは政府の対応とメディアの報道の違いによるものだろう。
どちらが正しいのか、僕らがわからないこと自体、実はこのインフルエンザについて詳しくわかっていないのか、それとも我々に伝えられていないのではないだろうか。願わくばあとになって 「 あのときの対応は過剰だったね 」 と笑い話になればよいのだが。
ということで僕の近況をお知らせするとともに、街の様子を紹介することにした。
※ 5番街 42nd Street 近く

※ Grand Central Station 近くにて

こちらは本当に異常とも云えるほどの反応を起こし、たった1人の感染者が出たという理由で京都への修学旅行が大挙キャンセルとなり、神戸では地下街全体が休業するという始末で、これから秋にかけて本格化すればどうなることやら。
マスクの習慣はスペイン風邪流行の時の政府の広報が原因のようですが、その発祥地であるアメリカでマスクが習慣化しなかったことが何故なのか、今最も興味のあるところです。
自分はサングラスとマスクして自転車通勤しているので、かなり危ない人に見られていることでしょう。「感染したら隔離する」恐怖感がマスク売り切れの原因だと思います。日本の高校生も休校の連絡を受けて、カラオケ店に殺到したそうです。さすが関西人は商売が上手いですね。
bittercupさん、
この時期のインフルエンザのせいで、ますます景気はわるくなりそうですね。旅行もキャンセルが相次いでいると聞きました。こちらから日本への出張も日本側から敬遠されるようです。
こちらはいたって普通に生活しているので、日本からの映像を見るとどちらが本来の姿なのかわからなくなります。
Eddieさん、
日本は満員列車で通勤・通学するという状況なので、このくらいしないと行けないのかも知れませんね。
車内で咳でもしようものなら、そこだけ空間ができそうですね。
まもなくこちらではJapan Dayというものがセントラルパークで開かれるのですが、主催だか後援の日本領事館も「人が集まるところだからと言って敬遠しないで、来てください」と必死にアピールしていますよ。対応が異なって面白いですね。
hiroさん、大変お久しぶりにしております。
いつも拝見させて頂いています。
NYが懐かしく、ただ今ホームシック中です(笑)
今回の新型インフル、日本では何類感染症に属するか決まるまで新型と言われると思います。
鳥インフル(H5N1)は現在、2類感染症(結核やSARSと同類)に分類されています。
危険性が高い感染症として、1類(エボラ出血熱等)の次に位置されています。
ですので日本では、どれだけの危険性のものか分かるまで
もしくは終息するまで、騒がれるのではないかと私は思っています。
異業種に転職して、この4月から看護学生をやっているんですよ〜。^^
法律の授業で丁度感染症をやっていたのでいい勉強になりました。
eccoさん、
驚きました。まったくの異業種ですね。僕も実は異業種に転職したのですが、やっていることはITなので大きな違いはありませんが、会社の業務がITそのものではないのでそういう意味ではだいぶ文化が違います。
でも看護学生をやっているということで、eccoさんはまったく新しいことを学んでいるようですね。
転職うんぬんを抜きにしても、技術や知識が体得できるのは良いことだと思いますよ。
しばらくはNew Yorkはおあずけですか?
もうマスク着用率も下がってきたと聞きました。やはり騒ぎでしたか。