2009年11月アーカイブ

Samurai展

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この日曜日のことだが、以前に行ったのがいつだか思い出せないほど久しぶりに Metropolitan Museum ( 通称 MET ) に足を運んだ。
何かの特別展が目当てで行ったという記憶がないから、さしずめ日本から来た友人の案内といったところであろう。

その僕が久しぶりに MET に訪れたのはつい最近始まった特別展に少しばかり関心があったからだ。
この特別展は日本を大きくフィーチャーしたものとして刀や甲といった武器・武具にフォーカスしたものだったからだ。日本展といえば、浮世絵、仏像、文学といった芸術作品が通常対象となるところ、今回 MET が取り上げたテーマが「侍」なのである。

なんでも第二次世界大戦以降、MET にあった日本芸術品は取り下げられてしまい、今回の企画は10年にわたるものだと聞いた。
日本の芸術作品が再び評価され、MET の中で特別展の開催を決めたときに、それが今回のテーマとなったというのは今の日本に対する関心の偏向を物語っているのだろう。

ただ僕個人としては刀や甲の本物をこれまでまじまじと見たことが無く、そして精緻に作られているだろう日本の刀剣の芸術性が日本を代表するものとして認められたことに誇りを持つとともに自分の目で見ておきたいと思ったのだ。


この美術館は寄付制を取っているとはいえ、大人一人の入場料して$20を推奨している。よく行く人は年間フリーパスがいいと思う。冬の寒さの厳しいときなど、MET 散策というのは贅沢な時間の使い方ではないだろうか。


来年1月まで展示が続くこの Samurai 展に、一番混むであろう日曜日にもかかわらず訪れたのはちょっと訳がある。
期間中展示物が変わるため、特定のアイテムが見たいときはその期間を狙って見に行くしかないのである。
今回は国宝がいくつも展示されているのだが、その中の一つは二週間のみの展示が許可されていたということですでに終わってしまっていた。僕が行ったこの日も本田忠勝の甲などの最終展示日となっていた。

MET の中は原則写真撮影が OK なのだがプライベートコレクションなどはその例外となっているように、今回の Samurai 展もプライベートコレクションが含まれていることもあり、全面撮影禁止となっていた。なので写真は入り口の手前から撮った上と、さらに下で紹介したここまでとなる。
が模写は特に制限されておらず、中にはとある刀の前で一人の子供が床に座り込んで一生懸命スケッチを取っていたのだが、もちろんセキュリティは行儀が悪いなどと注意をするわけも無い。もっと身近にアートを捉えているのである。


展示されている国宝はこのほか正宗などの刀セクションでもいくつか見られ、何十本という本物の刀剣をそれこそ真剣になって見入ってしまった。
テーマがテーマだけに家族連れも多かったのだが、きっと大人と子供では刀剣を見たときの受け止め方はだいぶ異なることであろう。
大人と子供というのはちょっと正しくなくて、世代の差と言うべきか。アニメやゲームのせいで日本刀というのはその世代にとってはまたちょっと異質な存在になっているからだ。


空気の流れのように見えないものまで鋭く二つに分けてしまうような、その吸い込まれそうな刀のエッジを見ながら、横で同じように見入っているアメリカ人たちの姿が自分を鏡で見ているようでなんとなく可笑しかった。
考えてみれば今までこの目で見たことがないという意味では僕も彼らと同じ立場なのだ。


Samurai展

Metropolitan Museum
http://www.metmuseum.org/home.asp

Samurai特別展へのリンク
Art of the Samurai: Japanese Arms and Armor, 1156-1868
ここから展示品ごとのスケジュールなども確認できる。


もう三年も前のブログエントリーであるが、そのときに「100枚のNY写真」集という話をした。

僕が New York にいながら日本の友達と交流が続いているのはこの NY Loves You というサイトによるところが多い。また普段であれば知り合うきっかけが無かっただろうな、と言う人たちとこのサイトを通じても出会うことができ、そのたびに興味深い話を聞かせてもらっている。

そんな NY Loves You サイトへの感謝の意を込めて、かはたまた行きがかり上と言うべきか、今プロジェクトの手伝いをしている。それが今回の「NY100物語」写真集なのである。(ちなみにタイトルはまだ決定していない)。これは NYLY サイトの開設公開の10周年を記念して発行されるもので、ユーザの投稿写真から構成される写真集である。


前回はメールにて写真データの送信をするように依頼したのだが、今年はウェブサイトから写真の投稿しユーザ情報の登録が行えるようになっている。
僕はその部分のまとめをやっていてやっとその準備が整った、というわけである。


ということで今回もテーマが一つ決まっている。それは「NY100物語」である。
これは NY で撮った写真を投稿する際にそれにまつわるエピソード(または創作でもかまわないのだが)を添えていただき、皆からの物語をまとめて一つの写真集にしようというものだ。

New York という街を歩いていて体験した場面で、他人にも共有したくなるようないい話とか、自分が撮った写真の中から一番気に入った写真を選び、そこからから思い浮かぶ New York の物語など、物語は全くの自由。

果たして New York にはどんな話があるのか、たくさんの人からの応募を心待ちにしている。

※ 「Third Wheel」

ただいま次のリンクから応募要項のページを参照することができます。

NY Loves you 10th Anniversary写真集プロジェクト


※ update1 : サイトの最後のページにファイルローダページが表示されますが、現在は登録・ファイルアップロードはできません。こちらは一両日中にファイルアップロードが解禁になりますので、後ほどしばらくしてチェックしに来てみてください。

※ update2 : ただいまより受付を開始いたします。

あの手この手

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いつも世話になっている nylovesyou.com というサイトの開設10周年を記念して準備を進めているプロジェクトがあり、そのためしばらくブログの更新が滞ってました。こちらの準備はほぼめどがついたので、またぼちぼちとブログの方を更新していく予定。





季節外れの陽気で街を歩く人たちの格好もTシャツなど冬らしからぬ軽装で、いまいちピンと来ない今年の冬だが、景気だけは間違いなく冷えている。

政府は一生懸命「不景気の底を打った」というが、人々の暮らしではそれが実感できない。
それが何度も続くと大本営発表じゃないかと、ますます疑心暗鬼になるものである。

さて観光・金融都市の New York はそれがとても顕著に表れていて、ストリートを少し歩くだけでシャッターの下りた店舗が多いことにすぐに気がつくだろう。

日本でおなじみの Deal & Deluca だって New York では業務を縮小しているし、日系の店でもたとえば旭屋書店などが撤退してしまった。
きっと数年前のガイドブックを持っている人はそれが今役に立たなくなっていることを感じるだろう。

でもそんな不景気でも、世の中これをチャンスと新しい活路を見いだす人もいる。
果たしてこれも活路につながるのか果たして疑問だが、先日こんな人たちを見かけた。



週末の午後、Union Sq を歩いていた僕の目の前に通ったのは、人力車にポールを取り付け、代車の上で激しい体の動きをする踊り子一人。

おそらく ( と言っておくことにします )、市内にあるストリップクラブの宣伝ではないかと思われるのだが、商魂たくましい New Yorker である。
公衆の面前と言っても、裸になっているわけではないから違法ではないのかもしれない。
信号待ちでしばらく周りの人たちを楽しませた後、信号が青から赤に変わると颯爽と走って行ってしまった。

周りにいた人たちの反応もどちらかというとアイデアにびっくり、という感じで眉をひそめてながら見ている人は見あたらない。どちらかといえば、アイデアに感心しつつよくやるなぁという風に半ばあきれている、というのが実際のところかも知れない。
それでも路上で見ていた人たちが財布から一ドルを出して踊り子さんに渡しているところを見ると、宣伝としてはそれなりに効果があったのだろう。


このあと街はすぐにホリデーシーズンの飾り付けでいっぱいになるだろう。いつもならどこかわくわくした気分になるこの季節も不景気という事情が重なってどことなく盛り上がりに欠けている。
果たしてこの街が再び華やかな姿を取り戻すのはいつなのだろうか。


Halloween monsters.

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今年も Halloween がやってきた。
New York Watch でも数多く Halloween の話題とそれにちなむ写真を取り上げてきたのだが、今年はその目玉となる Halloween parade には行かなかった。

Halloween は毎年10月最後の日、と決まっているのだがそれが今年は土曜日にあたるため、かなりの人出が想像された。
もちろん見に行くのも大変で、それこそパレードを最前列で見たいということであればかなり早くから行って場所取りをせねばならない。
人出が多い分だけもちろん工夫を凝らしたコスチュームに身をまとう人々に遭遇する確率も高かったのだが、残念ながら当日の天気予報は雨。
その予想を見たときから早々とパレードを見に行くのをやめ、親しい友人と近所で食事をして時間を過ごしたのだった。なんといっても雨では写真器材も心配である。

実際パレードが賑わっているだろう夜の8時頃には土砂降りの雨が降ったのだが、それをピークに後は雨も上がりこのときだけを避ければパレードは見られたようだ。写真を撮りに行かなかったことを後悔するのはたいていこんな時である。

ということでほぼ毎年紹介している Halloween parade の様子だが、残念ながら写真がない。ところがこんなブログでも楽しみにしてくれている方がいくにんかはいるようで 「 今年は Halloween の写真はないんですか? 」 とメールをいただいた。

ということで Halloween にちなんだ、かわいらしいモンスターたちをここで紹介することにしよう。



ちなみに僕も二カ所のコスチュームパーティに誘われた。毎年この手の誘いは断っていたのだが今年は断りにくい友人からの誘いだったため、パーティグッズ専門店でコスチュームを買って参加した。もちろんここには載せられないようなひどい代物で、ある意味これもモンスターなのだが、上の写真のように全然かわいらしくないので披露することはないだろう(笑)。

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