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カテゴリー [ Axim X50v ]

2005年01月27日

X50v Sync&チャージ用ケーブル入手

かねてより注文していた DELL Axim X50v 用の USB 接続同期ケーブルが届いた。
PDA を使ったことのない人の中には USB 接続同期ケーブルってなんだ? とという人もいると思うが、PC や Mac と X50v を接続してデータのやりとりをするための USB ケーブルのことだ。
X50v 製品パッケージには母艦と接続するためのクレードルが付いてきて、X50v をこれに乗せると自動的にデータのバックアップが行われ、同時に X50v に対する充電も行われる。が外出先までいちいちこのクレードルを持っていくわけには行かない。
何も外出先でバックアップを取りたいと言うわけではなくて、このケーブルの二つ目の目的、充電ができるというのが意外とすぐに必要になったのだ。

というのもこの X50v、しばらく操作をしていないと自動的に省電力モードに入り、まず液晶表示が止まってしまう。そのままさらに放置しておくと電源も落ちてしまう。もちろんパワーセーブ機能をオフにしておけばいいのだが Bluetooth などワイアレス機能をオンにしたままだとすぐにバッテリーを使い果たしてしまうことになる。つまり車の中でほとんど使えないのだ。

このあとなぜ車の中で X50v を使う必要があるか説明する予定だが、そのために充電ケーブルが必要になったというわけだ。
メジャーのように使用しないときは巻いてコンパクトにできる USB 同期ケーブルが売られていてユーザの間では一時ポピュラーになったのだが、その後 「 X50v の電源が入っていると充電がされない 」 というトラブルが報告され始めたため、ここは1つ他のユーザからの情報に従って、同期と充電が同時に可能なケーブルを探して買うことにした。

そこで探していて見つけたのが↓のもの。

http://www.boxwave.com/products/bundles/carcharger-directsync/dell-axim-x50v-directsync-car-charger-bundle_446.htm

そのままクレジットカードを使ってオンラインで注文。すると数日後には DVD ケース大の小さな封筒に素っ気なくケーブルが入っているだけの郵便が届いた。




このケーブルの片方は X50v に、もう一方は USB になっているので PC に接続すればデータの同期を取るとともに PC から電源が供給されて X50v の充電が可能だ、というのをユーザの報告で見つけた。

boxwave1.jpg

でこのケーブルの他にこのパッケージには車のシガーソケットに指して使う、DC アダプターが同梱されている。面白いのはこのアダプタの後ろには USB 端子が付いていて、↑のケーブルを指すことで X50v に充電が出来るのだ。もちろん車側の電源は PC ではないので車と X50v が「同期する」なんてことは出来ないのだが。

boxwave2.jpg

さっそく試してみたところ、ノートパソコンでデータの同期もするし、ちゃんと X50v のバッテリも同時に充電されることを確認。
DC アダプタ経由でも充電され、充電中は省電力モードに移行しないので常時液晶が点灯されるようになった。
これでいよいよ車で移動していても X50v が操作出来るようになった。

車の中で X50v をどう活用しているかは次の機会に紹介しよう。

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2005年01月25日

アルミケースに穴を開ける

rhino1.jpg

今日もすさまじく外気温が低く、仕事から帰って食料品の買い物に行くのもはばかられるほどなので、こんなときは X50v ネタを紹介するに限る。
( 外に出られないとなると、部屋でちまちまと写真を整理したり、こういう小物と遊ぶのに集中できるのだ )

PDA とデジタルカメラとで結構似ている部分があって、中には同じコンセプトのアクセサリがあったりする。その一つは液晶画面保護用シートだ。保護用透明シートを売っている会社の中には PDA 用とデジタルカメラ、携帯電話用と、それぞれのlラインアップを用意しているところもあるくらいだ。
とりあえず X50v の液晶画面は傷の付きにくい強化ガラスのようなのでいまのところは何の大作も施していないのだが、もう一つ保護と言えばケースだ。

写真にこだわってカメラにこだわる人はやはりレンズや三脚などの道具にこだわるように、バッグやケースにもこだわる人がいる。
その点、PDA にも道具としての役目と、「持つことの喜び」みたいなのがあってケースにもこだわったりする。
それほど丁寧に使うので、めったに落とす事はないし、一定の高さから落としたらイマドキの PDA など高密度な部品の固まりだからケースがあったからといって救われることは少ないような気がする。それ以前にそもそもケースにこだわる人は PDA を愛でる人たちだから、落とすような事は少ない様な気がする。

つまり PDA に取ってのケースとは一種のステータスとしての一面もあるわけだが、実は僕も今回 DELL Axim X50v を購入するにあたって DELL のオンラインショッピングサイトでアルミニウムのケースを本体と同時に購入したのだった。

http://www.saunders-usa.com/rhinoskin/prod.cfm?cat_id=5083&prod_id=9054

それがこの rhino・skin というブランドのケースなのだが、$30 の割にはなかなかどうして良く出来ている。質感もあるし、実際の衝撃における耐性はともかくとしてソリッドな感じはする。
ケース自体は観音開きになるのだが、カバー開けた場合は右側に二枚の SD カードが収納できるようなポケットも作られていて気も利いている。
見た目を重視してか、多少滑りやすいのはケースとしては本末転倒だが、サイドには一応おざなりとはいえ滑り止めのゴムパーツも着いている。

http://www.saunders-usa.com/images/00466_open_popup.gif

公式サイトに載っている写真 ( ↑ ) を参考にして貰うと分かるが Axim X50v のボタンなどにアクセスするために必要な箇所はちゃんと削ってあってホールがある。右の蓋上部に2つあるがこれなどはマイクとワイアレスLEDのためのものだ。

rhino2.jpg

サイドにはこんな風に、キーロック、ワイアレスのOn/Off、それにメモ帳起動のためのボタンなどがあるが、こんな風にちゃんとアルミケースを装着してもすべての機能にアクセスできるのはよくできている。

・・・が一つだけアクセス出来ない部分がある。
それがソフトリセット ( ハードリセットでも使うが ) のための背面のピンホールだ。
ハードリセットはもちろんのこと、本来はソフトリセットも行う機会は少ないはずなので、メーカーとしては隠す意味もあったのかもしれない。が日本語化して使っているとそのうちメインメモリにアプリの残骸が残るのか、だんだんとメインメモリが足りなくなってくることもある。そんなときに気軽にソフトリセットできるので運用上は問題ないのだが、このボタンにアクセスするためには本体をケースから取り外さないといけない。
なので英語版ユーザよりはおそらく日本語版ユーザの方がソフトリセットする機会が多いんではないかと思うが、そのたびにいちいちケースから取り出すのはちょっと面倒くさい。

と思っていたら会社の友人 ( 彼も X50v ユーザ ) が自分でアルミニウムケースにドリルで穴を開け、ソフトリセットが出来るようになったと、そのケースを見せてくれた。
話はそれるが、アメリカは本当に DIY なんだなぁとつくづく感じる。部屋のペイントはもちろん、自分でキッチンを改造したり、タイルを張り直したりと小さな家の補修はお手の物だ。
そのため、DIY ストアは日本とは比べものにならないほど充実していて、もっとも有名な Hope Depot などはたいてい24時間で営業をしている。ここでは工具から始まってバスタブ、洗面所のシンク、果ては家の壁に使うマテリアルやドアなども買って持って帰ることができ。
そういえば僕もトイレの便器を買って持って帰ったっけ ( ウォッシュレットをインストールしたときに便器を付け替えたのだ )。
なのでだいたいどの家庭にも、ドリルなどの工具はあり、しかも目的にあわせていろいろ取り揃えていたりする。あれだけプロ用工具を持っているのを見ると、日本では大工といっても通用するほどだと思う。

この友人もそんな工具の一つを使ってアルミケースに穴を開けたのだが、見せてもらうとなかなかよさげだ。
そこでドリルを持たない僕は彼に頼んで僕のアルミケースを持って帰って僕のケースにも穴を開けて貰ったのだ。

それが↓の写真だ。僕が工作したわけではないので自慢にもならないが、これはなかなか便利。

rhino3.jpg

これでケースから X50v を取り出さなくてはならない機会は減ったのだが、実はまた2つほど問題がある(笑)。
一つは同時に購入した拡張バッテリーを付けた場合 X50v はこのケースに収まらないこと。
Axim X30 用には拡張バッテリー使用時でも格納できるアルミケースが出るようなので、X50v 用も期待して待つことにしよう。

それともう一つの問題は車の中で GPS ユニットとして使う場合、やはりこのケースが使えないことだ。それについてはまた別の機会に。

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2005年01月21日

スクリーンキャプチャー

以前 Palm を使っていたときも画面の様子をキャプチャーしてそれをウェブサイトに貼り付けていたんだけれども、Pocket PC用でもいいソフトないかなぁと探したところ、このソフトに遭遇した。
スクリーンキャプチャーとして今気に入って使っているのは nfshot2 というアプリだ。

スクリーンキャプチャー ねふぁ氏のモバイル関係ホームページ http://www1.mahoroba.ne.jp/cgi-bin/user-cgi/~nefa/cafe.cgi?=mobile_software

nfshot2のダウンロードはここから

インストールはいたって簡単だ。
PC からインターネットブラウザを使用して、↑のサイトからファイルをダウンロードする。続けてこの ZIP ファイルを展開すると nfshot2-arm.exe やテキストファイルが解凍されるはずだ。その中の nfshot2-arm.exe のみを ActiveSync のエクスプローラを使用して Pocket PC に転送する。転送先は Windows ディレクトリの他、外部メモリに配置しても良い。僕は SD カード上に置いて使用している。

このソフトは起動後、5秒すると自動的に立ち上がり、そのタイミングで表示されている画面をキャプチャーしてくれるようになっている。つまりファイルマネージャからこのソフトをタップして起動し、急いでキャプチャーしたいソフトウェアを起動するのは神業を要求される。
最初は「どうやってこのソフトを使用するんだろう???」と悩んだけれど、良く見るとほとんどの Pocket PC 機にはボタンに割り付けるソフトウェアが自由に変えられるらしい。このキャプチャーソフトもそうやってボタンの1つに割り当てれば良いわけだ。

ボタンに複数の機能を割り当てる為のフリーソフトもあるが、とりあえば今回は標準のソフトを使って実現することにした。
手順は、
1 nfshot2 のショートカットをスタートアップに作成
2 標準のボタン割り当てツールを使用して、nfshot2 を任意のボタンに割り当てる

という2ステップだ。ボタン割り当てツールはスタートアップに登録されているアプリだけが割り当て可能になるためにショートカットを作成する必要があるのだ。

capture2.jpg

先ほどエクスプローラで転送した nfshot2-arm.exe のあるディレクトリまで、ファイルマネージャで移動する。
続けて nfshot2-arm.exe の上でスタイラスをタップし続けると↑のようなメニューが現れるので、ここから「 Copy 」を選択しておく。

capture3.jpg

次にファイルマネージャのメニューからホームディレクトリを "Windows/Start Menu" に移し、ここで空白のエリアでスタイラスをタップしてそのまま押し続ける。すると「ここにショートカットを作成する」というメニューが現れるのでそのまま選択。
ここで一旦ファイルマネージャを閉じ、今度は「 Settings 」から 「 Buttons 」を実行する。

capture1.jpg

すると↑のような画面が表示されるので割り付けたいボタンを選択し、続いて下の「 Assign a program 」プルダウンメニューから "nfshot2-arm" を探して選択。右上の OK ボタンをタップして完了。
僕はカレンダー起動ボタンに割り当ててみた。これで画面イメージをキャプチャーしたいタイミングで一番左端のボタンを一度押すと、5秒後に nfshot2 が起動するようになる。

ということでこれが使用中のイメージ。
スクリーンキャプチャーツールの動作中のイメージをキャプチャーするには別のキャプチャーをインストールしないと撮れないので、今回はデジタルカメラで撮影。

nfshot.jpg

さて5秒経つと↑のような画面が表示されるので、保存先、保存ファイルの種類などを選択して「画像保存」のボタンをタップするだけだ。
写真にも表示されているが外部メモリ、たとえば SD カードや CF カードにキャプチャーしたイメージを保存することも可能だ。BMPの場合900KBほどのサイズになるので容量に注意。

ここ New York Watch で紹介している X50v の画面もこのツールのおかげできれいに撮れるようになったのだった。
これからもここで紹介するイメージは nfshot2 で撮っていくと思うので、実は一番よく使うアプリになったりして。

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2005年01月17日

AXIM X50vの日本語化 5

さて一応今回のエントリーで X50v を日本語化する作業の案内は終わりの予定だ。
つまりこの設定を済ませたら、X50v でほとんどのことが日本語でできるようになる。

前回 ATOK for Pocket PC の導入に際して SIP ( 入力パネル ) の画面上のサイズが小さすぎるため日本語入力に難がある話を紹介した。今回はそれを解決するためにフリーソフトとして公開されている SIP を紹介。
それとこの SIP を導入するとハッピーになれるもう一つの理由があって、それは X50v の VGA 解像度利用時に標準の SIP では 「 ActiveSync ができない」「アイコンが正しく表示されない」などいろいろな問題があるのだが、この SIP をインストールすることでこの問題か回避されるのだ。
ということで最初に SIP のインストール、続いて VGA スクリーン化を紹介する。

VGA Large Keyboard の導入

フリーの SIP はいくつかある中でポピュラーなソフトウェアを見つけた。インストールしてみたところとても安定しているのでこの SIP、VGA Large Keyboard を紹介したい。

VGA Large Keyboard KOTETSUさんのHP

VGA Large Keyboard のダウンロードはこちらから
http://d.hatena.ne.jp/KOTETU/00000102

VGA Large Keyboard 用のスキンファイルのダウンロードはこちらから
Kzou’s Diary

上のリンクをたどって PC 上に圧縮ファイルをダウンロード、続いてそのファイルを解凍する。
すると VGALargeKeyboard.arm.CAB というファイルが作成されるので、これを ActiveSync のエクスプローラを使って PC から X50v に転送する。転送先は今回も My Documents にしてみた。

この VGA Large Keyboard 自身はとてもシンプルなキーボードデザインのスキンが付属するのだが、スキンと言う言葉から分かるようにキーボードトップのデザイン ( = スキン ) を自由に変更することが出来る。僕は上で紹介しているサイトからスキンファイルをダウンロードして使った。
これまた圧縮されているので解凍しでできたBMPファイル、ActiveSync のエクスプローラを使って X50v 側に転送。僕はこのファイル SD ファイルに転送してみた。

さてVGA Large Keyboard のインストールとスキンファイルの転送が終わったら操作を X50v に戻してインストール・各種設定を行う。
先ほど転送した VGA Large Keyborad CAB ファイルが My Documents の下に有るはずなので、これを File Explorer から開いてタップすると自動的に必要なファイルがインストールされる。
続いてスキンファイルの設定だが、「 Settings 」 の「 Input 」をタップする。

vlk0.jpg

すると下のような画面が現れるので、Input Method に「 VGA Large Keyboard 」が表示されるようプルダウンメニューで選んで置き、その下に表示されている「 Options 」ボタンをタップする。

vlk1.jpg

すると下のような画面が現れるので、Bitmap のところで先ほど転送したスキンファイルを指定し、左下に表示されている OK をタップする。
スキンファイルは外部メモリでも OK の様だ。僕も SDカードにスキンファイルを置いているのだが、この後で説明する OzVGA というツールを使って QVGA と VGA の解像度を切り替えているうちにここで指定しているスキンが VGA Large Keyboard で表示されなくなる現象に遭遇している。この場合、再度この画面を表示させ、単に左下にある「 OK 」ボタンをタップすることで解決する。

vlk2.jpg

VGA スキンを設定した後の「 Notes 」画面はこんな感じになる。
「KA」と入力したところで予測変換が働いて「簡単に」という候補を表示している。

vlk3.jpg

ここでは KOTETSU 氏の VGA Large Keyboard を紹介したが、氏は他にもう一つの SIP、Happy Tapping Keyboard というものも提供してくれている。こちらは後に説明する VGA スクリーンにしたときに画面をランドスケープ ( 横にする ) して使う際に、画面の半分ぐらいまでキーボードを表示させ、スタイラスペンのかわりに直接指でタップ出来るよう大きなボタン配置にしたものだ。好みに応じてこちらを使うのも良いかと思われる。

これで ATOK の On/Off 切り替えもできる便利な SIP が使えるようになるが、このままでは、Pocket PC 標準の SIP、ATOK がインストールした複数の SIP など沢山のものが使える状態になっているので、SIP 選択の際にこれではちょっとうっとうしく感じる時がある。
そんなときは以前説明した PocketTweak の中の「 入力パネル 」を開くと SIP として表示させるもの、させないもの、またどれを標準の SIP とするかを選ぶことが出来る。僕はここで VGA Large Keyboard と緊急時のための「手書き」それと「英数」のみにチェックマークを入れ、かつ VGA Large Keyboard を標準 SIP に設定、残りの SIP を表示させないようにした。

VGA スクリーンにする

さてここから先はあくまで個人の嗜好に基づく部分で、一度試してみて二度と使わない、と言う人もいるかもしれない。実は DELL Axim X50v は VGA 640×480 の解像度をサポートしている。ところが出荷時の設定では高解像度の画面が使えないようになっている。
それをフリーソフトで本来の VGA 解像度に切り替えるものがいくつかある。現在有名なものとしては SE_VGA と ozVGA があるようだが、僕はフォントサイズの設定などが出来る ozVGA を選択した。

QVGA / VGA 切り替えツールozVGA

ozVGA project.

ozVGA はまだ開発が続いてる状態らしく、インストーラが付属しない。そのためにユーザは以下の2つのファイルをダウンロードし、手動で PDA にコピーすることになるがとても簡単だ。

まずは上のリンクから、VgaRes.zip を PC 上にダウンロード、圧縮されているのでこれを適当なディレクトリに展開する。続いて ActiveSync からエクスプローラを起動し、先ほど展開したファイルを全て選んで、X50v 上の Windows ディレクトリにコピーする。

続けて OzVGA053.zip と言うファイルをダウンロードし、同じく PC 上で解凍する。解凍後このファイルをエクスプローラ経由で PC から X50v に転送する。このファイルが実行ファイルになる。
このファイルは内蔵メモリでも、外部メモリ上でも良いようだ。僕はこのファイルを SD カード上にコピーし、ショートカットを startup フォルダにおいてメニューから起動出来るようにしている。

転送が完了したら操作を X50v に移して、ozVGA を起動してみよう。このファイルは後にコピーした方だ。ファイルエクスプローラからだと下のように表示される。

ozvga0.jpg

すると下のような画面が表示される。
フォントのサイズなどは「 Settings 」ボタンをタップすることで設定出来るが、今回はひとまず 「 ozVGA! 」というボタンをタップしてみよう。
自動で X50v が再起動するはずだ。

ozvga1.jpg

起動後は全てのアプリが VGA で実行されていることに気が付くだろう。下は購入時の解像度と VGA 解像度でのアプリの表示の違いを示したものだ。VGA サイズの本来のイメージはクリックすることで見られるようにしてある。

まずは nPOPq の標準解像度。

npopq_qvga.jpg

これを ozVGA を使用すると VGA 解像度では、下のように表示される。

npopq_vga.jpg
※縮小したこのイメージでは文字が小さすぎて読みにくいかも知れないが、クリックすると本来のイメージで表示される。僕にとってはこの方が読みやすい。

続いて Pocket Internet Explorer で New York Watch をアクセスした場合の例を紹介してみよう。
まずは標準解像度のもの。

pieqvga0.jpg
※本来のイメージはクリックすることで見ることが出来る

ちょっと文字が大きすぎるので、標準解像度のまま、Pocket Internet Explorer のフォントサイズを一番小さくしたものが下のイメージ。

pieqvga1.jpg
※本来のイメージはクリックすることで見ることが出来る

↑なら割と読みやすい。では VGA で標準フォントサイズの場合はどうなるだろう。

pievga1.jpg
※本来のイメージはクリックすることで見ることが出来る

僕にとってはこちらの方がやはり読みやすい。

文字だけではナンなので画像ファイルでも違いを見てみよう。再度標準解像度に戻して、New York Watch の写真を表示させてみる。

pieqvga2.jpg
※本来のイメージはクリックすることで見ることが出来る

で↓が VGA 解像度のものだ。

pievga2.jpg


このように VGA にすると広い画面が得られるが、その一方でアイコンなども小さくなりスタイラスを使ってのタップがしにくくなるかも知れない。
解像度の切り替えが瞬時にすめば良いのだが、標準解像度 ←→ VGA 解像度の切り替えは現在はソフトリセットをしないと出来ないようになっている。そのため5秒ほど切り替えに時間がかかるので、どちらかのモードをメインとして使うか決めておく方が便利なようだ。
僕は結局 VGA モードをメインに使用している。VGA では付属のゲーム、solitaire がやりにくいのだが(笑)、それ以外では今のところ不便を感じていない。


さて今回までで X50v 日本語化の説明はひとまず終わり。上で Pocket Internet Explorer の画面を見て分かった人もいるかと思うが、英語版の Pocket Internet Explorer の改行の取り扱いは英語をベースに行っているので妙なところで改行されるかとおもいきや、1行が長くなり横スクロールしないと全部が読めないなど、使いやすさはいまいちだ。
これに対しては NetFront という別のウェブブラウザをインストールすることで回避出来るそうだが、まだインストールしていないのでこれらの情報は今後ソフトウェアの紹介するタイミングで取り上げていこう。

さあいよいよ X50v を使い倒そう!

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2005年01月15日

AXIM X50vの日本語化 4

ここまでの作業で X50v が日本語を取り扱うことが出来るようになった。このあともう一息設定を行う必要があるが、慣れるとここまでの作業とこの後説明する作業も含めて、次回からは5分から10分で済んでしまうほどラクになる。
「こんなことを何度もやるの?」と思うかも知れないが、Windows XP なんかでもいろいろなソフトをインストールして使っていくうちに不安定になるように Pocket PC もそうなる傾向があるようだ。しかも僕らのように勝手に日本語化しているわけだから、保証以外の使い方なわけでいつ何が起きてもおかしくない。
ただ悪い話ばかりではなく、Pocket PC は ( Palm もそうだったが ) 工場出荷時の設定に戻すことが簡単に出来るので、おかしくなったらリセットすれば良いだけなのだ。そのときにデータのバックアップがとってあって、日本語化の作業に慣れていればあっという間にリセット前の状態まで戻すことが出来ることになる。
あとの作業も含めてそれほど難しいところや時間のかかるものは無いので、一連の流れとして覚えてしまうと良いと思う。僕は PC 上に環境構築用の必要なファイルを1つのフォルダの下に集めておいて一気に設定出来るようにしてある。

ということで使いやすい日本語環境まであとちょっと。早速この後に続く作業について箇条書きにしてみる
。まず日本語化の作業の一部として、

・日本語かな漢字変換システムの導入
・ロケールの設定

があり次に使い勝手が向上する僕のオススメを紹介してみる。

・SIP ( Sosftware Input Panel )のインストール
・VGA化
・ブラウザ、メール

日本語かな漢字変換システムの導入
日本語版の Pocket PC なら恐らく MS 謹製の日本語かな漢字変換システムが標準装備だと思うが、英語版 Pocket PC にはもちろんそんな機能は含まれていない。これまでの設定で日本語の表示は問題なくとも、入力は不完全だ。
ということでフリーのソフトも存在するようだが、僕はさっくりと ATOK for Pocket PC を購入、インストールした。

開発・販売元
ジャストシステム

でダウンロード版だとわずかに安く購入出来るようだ。(税別5,300円)
アメリカからクレジットカードを使って購入したのだが、便利になったモンだなぁとなんかじーんとしてしまった。
https://www.justmyshop.com/app/servlet/item?item_code=9000545&idt_id=32768
インストールの方法については付属のドキュメントを参照してもらうとして、ダウンロードしたファイルを実行するときに X50v がクレードルに置かれていて同期されている状態になっていれば、スムーズに完了するはずだ。

インストールが完了すると、辞書ファイルが Windows ディレクトリに自動的に配置されるが、これを別の場所に移すことでメモリの使用量を減らすことが出来るということを、別の先達のホームページで見つけた。僕もそれに倣って辞書ファイルを外部メモリに置いてみたが、パフォーマンスの低下などは特にないようだ。
ちなみに X50v は SD カードスロットと CF カードスロットの2つが用意され、今回 DELL から無料で256MB SD カードを貰っていたので、ここにインストールしてみた。
詳しくはこちらを参照のこと。

ATOK の辞書をメインメモリから別の場所に移してメモリの空きを広げる イインチョ! さんの HP

実録メモリ節減+日本語化 その2

実録メモリ節減+日本語化 その3

イインチョさんの例では「Built-in Storage」に辞書ファイルを配置しなおす例を紹介していますが、New York Watch で試したところ僕の環境では SD カードでも OK でした。

これで PC でも使い慣れた ATOK が Pocket PC で使え、しかも変換予測機能までついて便利・・・と行きたいところだが1つ問題があった。
今回 Pocket PC を使うまで知らなかった用語の1つに SIP というものがある。Software Input Panal の略で、いわばソフトウェアで提供されるキーボードということになる。
Pocket PC 機の中にはミニキーボードを内蔵するものもあり、また X50v の様に内蔵していなくても外付けやワイアレスのキーボードをオプションで接続することは出来るが、ソフトウェアだけでもキー入力が出来るように画面上の仮想キーボードが提供されている。
もともと英語版の X50v には日本語入力をする術は無いのだが、ATOK をインストールすると ATOK SIP というものがいくつかインストールされる。ところがこの SIP、VGA 機のサポートが不完全ということで下のような SIP が表示されてしまう。

atoksip1.jpg
ATOK for Pocket PC と一緒にインストールされた SIP の1つ。ひらがなカタカナ入力ウィンドウ。

atoksip2.jpg
おなじく ATOK for Pocket PC の SIP ( 手書き入力ウィンドウ )。代わりの SIP が無いので手書きを使用したいときはこの大きさのまま使用するしか無い。

ということで SIP に関する問題は別の SIP をインストールことで回避する。これについては次のエントリーで紹介の予定。

そして仕上げはロケールを設定し直す。僕の場合、日本語環境で使用するが住んでいる場所が米国だったので、この「 Regional Settings 」をデフォルトの「 English ( United States ) 」のまま使用しようとしたのだが、それでは各所で日本語が文字化けするので現在は「 Japanese 」の設定にしている。
これらの設定でなぜ「 US 」を好むかというと、日時やお金の単位などは生活している米国仕様の方が最も一般によく使うからだ。が日本語が表示出来ないことには仕方ない。ここはおとなしく「Japanese」の設定にして、必要に応じて単位表記法などは米国風に手動であわせていくことにする ( これらは date、currency、time などのタブをクリックして1つずつ好みの表記法に設定していけばよい )

その「 Regional Settings 」はメイン画面から「 Settings 」を選んだあと、「 System 」タブの中にある。

region1.jpg

ここから「 Japanese ( Japan ) 」を選んで OK ボタンをタップする。( この 「 Japanese ( Japan ) 」 の項目は wince.nls をコピーした後でないと現れないようだ )

region2.jpg

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2005年01月14日

AXIM X50vの日本語化 3

3 wince.nlsとフォントの転送・設定
さていよいよ X50v の画面に日本語を表示させるための最終作業である、wince.nls とフォントファイルの設定だ。ずっと参考にさせて貰っている TK-BLOG さんの「 Axim X50v 日本語化手順 まとめ」では、手順4に相当する箇所だ。
この中で TK-BLOG さんは MS ゴシック系フォントを X50v に転送して使う方法を紹介してくれているので、ここでは折角だから違うフォントを使った例を紹介したい。

僕が X50v で使ってみたいと思っていたのは Mac OS 系で使われている Osaka フォントか、シャープの携帯電話などに使われている LC フォント系のデザインだった。そこで両方のファイルサイズを比べてみるとやはり美麗な Osaka フォントは大きいので X50v の負担を考えると残念ながらあきらめざるを得ない。
ちなみにフォントファイルは、X50v内の \Windows ディレクトリ下に格納しなくてはならず、またフォントは Pocket PC 2003 SE OS が起動すると自動的にメモリに読み込まれるため、もともと64 MB のメインメモリしかない X50v では残りのメモリでアプリが使用することを考慮するとできるだけコンパクトに納めることが望ましいようだ。
Pocket PC 2003 には最初から MS Word や Excel もどきの Pocket Word や Pocket Excel が着いてくるのだが、このアプリを多用する人で多種類のフォントを使いたいという人でなければ一つの日本語フォントだけ X50v にインストールすれば十分ではないかと思う。
ちなみに現在発売されている Pocket PC 2003 SE PDA の中にはメインメモリが128 MB のモノも出てきている。僕も次に買うとしたら、128MB のものにすると思う。64MB ではすぐにメモリ不足に陥ることが多いのだ。

早速 LCフォントをPC にダウンロードする。LC フォントファイルイメージは以下のサイトの一番最後の行にそのリンクがある。

Macの見やすいOsakaフォントをWinで使おうプロジェクト

ここから SHG30.ttc.cab というファイルをダウンロードし、Lhaplus などのファイル解凍ユーティリティを使って PC 上の適当なディレクトリに圧縮されたこのファイルを解凍する。正しく解凍できると「SH G30.ttc」という名前のファイルが解凍先ディレクトリに現れるはずだ。
前回作成した wince.nls ファイルと、このフォントファイルを早速転送してみる。
X50v をクレードルに挿し、ActiveSync の接続を開始。

ActiveSyncのメインボタンの中に「エクスプローラ」と書かれたものがあり、これをクリックするとファイルエクスプローラウィンドウが PC 上に開かれる。一見 PC 内のファイルを表示しているように見えるが、ここでは X50v の中のファイルを表示している。

explorer.jpg


ここから「 My Pocket PC 」という部分をクリックし、次に現れる画面の中から 「 Windows 」という名前のディレクトリを選択し、カレントディレクトリをそこにおく。別にもう一つファイルエクスプローラを開き、今度はPC上にある、wince.nls と例のフォントファイルを、X50v 上の Windows ディレクトリにマウスのドラッグアンドドロップを使ってコピーする。
すると転送中のバーが表示され、これくらいのフォントファイルサイズであれば数十秒で転送が完了する。

次に日本語環境に合わせてレジストリを変更する必要があるのだが、これも TK-BLOG さんが一発でレジストリを変更できるようにレジストリエディタでインポート可能な形のファイルを用意してくれている。
Axim X50v 日本語化手順 まとめ」 の手順4の中でそれらのレジストリファイルを圧縮したものがダウンロードできるので、TK-BLOG さんに感謝しつつゲットする。

TK-BLOG さんのところでダウンロード可能なレジストリファイル

このファイルを PC 上で Winzip などで展開すると「atok.reg」「font_SEttc.reg」「locale.reg」というファイルが作成される。この中で atok.reg は このあとで ATOK 日本語仮名漢字変換エンジンをインストールするつもりの人向けのもので、ATOK を使用する予定のない人はここから削除してもかまわない。

一つ注意しなくてはならないのは、これらのファイルは Windows XP などでも標準のレジストリエディタとファイルの関連づけがなされているので ( 拡張子が .reg の場合 )、間違ってもダブルクリックしたりしてファイルをオープン ( 実行 ) しないこと。実際に試してないので分からないが、おそらく母艦側の PC のレジストリを変更してしまうことになるだろう。あくまでも Pocket PC 機に転送後、PDA の上でレジストリファイルを読み込ませるのだ。

さてこのレジストリファイルだが、TK-BLOG さんは MS Gothic フォントを使用する場合のサンプルとして紹介してくれているので、今回は LC フォントを使うケースとして紹介しているため、変更しなくてはならない部分がある。
XP 標準のノートパッドや秀丸エディタなどを使って、font_SEttc.reg ファイルを開き、次に「[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\FontLink\SystemLink]」のセクションを探す。するとこうなっているはずだ。

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\FontLink\SystemLink]
"Arial"="\\Windows\\msgothic.ttc,MS Gothic"
"Times New Roman"="\\Windows\\msgothic.ttc,MS Gothic"
"Tahoma"="\\windows\\msgothic.ttc,MS Gothic"
"Courier New"="\\windows\\msgothic.ttc,MS Gothic"
"Symbol"="\\Windows\\msgothic.ttc,MS Gothic"
"Frutiger Linotype"="\\Windows\\msgothic.ttc,MS PGothic"
"MS UI Gothic"="\\windows\\tahoma.ttf,Tahoma"
"MS Gothic"="\\windows\\tahoma.ttf,Tahoma"
"MS PGothic"="\\windows\\tahoma.ttf,Tahoma"

これを

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\FontLink\SystemLink]
"Arial"="\\Windows\\SH G30.TTC,SH G30-M"
"Times New Roman"="\\Windows\\SH G30.TTC,SH G30-M"
"Tahoma"="\\windows\\SH G30.TTC,SH G30-M"
"Courier New"="\\windows\\SH G30.TTC,SH G30-M"
"Symbol"="\\Windows\\SH G30.TTC,SH G30-M"
"Frutiger Linotype"="\\Windows\\SH G30.TTC,SH G30-M"
"MS UI Gothic"="\\windows\\tahoma.ttf,Tahoma"
"MS Gothic"="\\windows\\tahoma.ttf,Tahoma"
"MS PGothic"="\\windows\\tahoma.ttf,Tahoma"

のように変更する。ちなみに TK-BLOG さんのfont_SEttc.reg をベースに LCフォントを使うように設定したレジストリファイルをここに置いておくのでこれを使用してもよい。

LCフォント板 font_SEttc.reg

さてこれらのレジストリファイルの準備ができたら、先ほどのファイル転送手順にのっとって、X50v に転送する。転送先は「My Documents」を選ぶことに注意。
レジストリファイル自体は小さなファイルなので数秒で転送は完了。このあとの操作は X50v 上で行う。
前回インストールした TRE を実行すると、以下の様な画面が表示される。

tre2.jpg


ここに見える「ファイル」メニューから「レジストリの読み込み」を選択・実行する。すると上で転送した3つ ( ATOK を使用しない人は2つ ) のレジストリファイルが下の画面のように表示されるのでこれを一つずつ読み込ませる。

tre3.jpg


すべて読み込ませたところで、X50v の背面にある小さなリセットボタンを押せば、次回起動時より日本語が使えるようになっているが、フォントのキャッシュサイズを変更しておくとパフォーマンスが良くなるようなのでここでついでに次のユーティリティもダウンロードしてしまう。

PocketTweak

このファイルも PC 上でダウンロード後、圧縮ファイルを解凍すると、Setup.exe が作成させるので、PDA がクレードルに置かれている状態で実行すれば自動的に必要なファイルが PDA 側にインストールされる。

インストールが完了するとこのソフトは「 Settings 」の「 System 」タブを選んだところに格納されているはずだ。

ptweak1.jpg

これをタップして、画面下にあらわれる「フォント」タグをタップすると以次の画面になる。
この中からシステムフォント、メニューバーフォント、ポップアップメニューフォントをそれぞれ選択し、それぞれのフォント名を「SH G30-M」に設定。
続いて画面下部にある「キャッシュの指定」のフィールドには3145728から4194304ぐらいの数値を指定しておくと ( つまり 3~4MB ぐらいが ) パフォーマンスが良いそうだ ( 文献 : TK-BLOG さんの日本語化手順 )。

ptweak2.jpg

ちなみに上のイメージではキャッシュサイズの指定の欄で数字が全部表示し切れていない様子が写っている。フォントの大きさがあわないこういうこと起きるようだが、この欄をタップしてカーソルを右左移動させると全ての数値がスクロールして表示させるので、まあ、よしとしている。

さてこれらの作業が終わったら X50v 背面の小さなボタンを押してソフトウェアリセットをかける。
起動後、PocketTweak や TRE を実行してみて日本語が表示されていたら成功だ。シャープ製の携帯電話でおなじみの LC フォントをあちこちで見られるのは結構感動モノだ。

次回は日本語変換エンジン導入などについて。

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2005年01月13日

AXIM X50vの日本語化 2

ちょうど Dell Axim X50v 英語版を買って日本語化を始めたという話をアップロードした直後にデルから日本語版 X50v が発表に。
うーん僕が購入した価格より1万5000円くらい高いのは ( それに日本からアメリカへの送料も入れると2万円相当の差 ) は日本語部分だと考えると、そんなに悪くないかも。
でも X50v そのものの出来が気に入っているので、もう一つサブ機に日本語版も買ってしまうかも~。

さて余談はこの辺で終わりにして、日本語化作業の話を進めることにする。

2 wince.nls の作成
さて前回は X50v と母艦 ( PC ) との接続に必要な ActiveSync の設定を行ったので、これを使ってどんどん必要なファイルを転送出来るようになる。
日本語化といってもいろいろあるのだが、Palm OS の場合はハードウェアに特化したアプリケーションやデバイスドライバはのぞき、ほとんど完全に日本語 OS を英語板 Palm にかぶせてしまうことが出来たが、Pocket PC ではこれとは異なるアプローチらしい。
どちらかというと英語版 OS はそのままに、日本語ロケール情報を載せ、英語に加えて日本語も同時に扱えるようにする、というのがスタイルのようだ。

この場合、OS もアプリもすべて英語表記のままなのだが、日本語に入力が可能になり、また日本語の表示も文字化けすることなく行えるようになる。おそらくリソースまですべて変更してしまうとメニューやヘルプまで日本語化することは可能だと思うが、僕個人的にはメニューやボタンなどは英語の方が慣れているし、画面上もすっきりしているのでどちらかというとこのスタイルは歓迎している。

また OS やアプリそのものを日本語化するのとは違って、必要なファイルだけを転送するのでそのファイル数たるやきわめて少ない。少ないのだが、初めての人にはちょっと敷居が高い部分もある。その一つが wince.nls の作成だ。
このファイルは日本語版 Pocket PC 2003 SE OS を載せた PDA、つまり日本で売られている最新の Pocket PC を持っている人ならそこから代用できるが ( ここでは法律的な解釈について振れません。あくまでも可能かどうかということで )、僕の用に手元に Pocket PC 日本語版を持っていない人や、法律的にそれはまずいだろう、という人のためにこの wince.nls というファイルを抽出する方法があるのだ。( これを見つけた先達はエライ! )
その方法とは Microsoft より無償で提供されている Pocket PC OS 用アプリ開発のための SDK に含まれる wince.nls をいただくというもの。

この方法について僕のところで詳しく書かないが、先に紹介した TK-BLOG さんの Axim X50v 日本語化手順 まとめ の手順2を参考にして欲しい。
主な流れとしては、開発環境であるコンパイラをダウンロードして、それにパッチをあて、日本語化パッケージをあて、そして最後に Pocket PC 用のエミュレータをインストールして初めて、wince.nls が得られるのだが、こちらに紹介されている手順を丁寧に追っていけば誰にでもできるようになっている。
一度抽出できれば、この開発環境は必要ないので wince.nls のバックアップを取ったら、この間今日はアンインストールしても構わない。
さて次はいよいよ、wince.nls ファイルの転送とその設定について説明する。


3 レジストリエディタ TRE を X50v にインストール

tre.jpg
TRE をインストールしたところ

wince.nls が抽出できたら、日本語表示に必要な日本語フォントとあわせて x50v に転送し、さらにレジストリの設定を変える作業を行う。
ということでファイルの転送の前に、レジストリを編集するツールをここでインストールしておくことにする。
TK-BLOG さんのところで詳しく書かれているが、僕も TRE というレジストリエディタを以下のサイトからダウンロードして使用した。

TRE Pocket PC (version 0.83)

PC上のインターネットブラウザでこのサイトにアクセスし、リンクから該当ファイルをダウンロード。ローカル PC にダウンロードが完了したら、それを X50v にインストールすることになる。
このとき X50v が USB クレードルなどにつながっていて母艦と接続状態になっていることを確認する。( X50v をクレードルに載せると自動的に ActiveSync が接続状態になるはず。レジュームなどから戻ってきたときにたまに USB 接続を認識しないことがあるので、そんなときはいったん X50v をクレードルから取り外し、再びクレードルの上に置くと接続されるはず )
この状態で先ほどダウンロードした TRE の ZIP ファイルを解凍し、中から出てきたセットアップファイル ( setup.exe ) を ActiveSync が走っている PC の上で実行するとちゃんと X50v が ActiveSync で PC とつながっていることを認識し、X50v 上に TRE がインストールされるのだ。とても賢いものだ、ちょっと感動。

さて次はいよいよ、wince.nls と日本語フォント、そしてレジストリの設定についてだ。

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2005年01月12日

AXIM X50vの日本語化

先週末からこのところずっと雨や雪混じりの天気が続き、週末であってもなんとなく外出する気がそがれる。
そんな気分をいいわけに、このところはまっているのが先日購入した PDA ( DELL Axim X50v ) の日本語化作業とセットアップだ。いやぁ自分でもこんなにはまるとは思わなかった。はまっている、というのはもちろんうまくいかなくて「どつぼにはまる」というのと、それが却って「なんとかしてやろう」という「趣味的なはまる」という意味の両方のことだ。
はまりついでに X50v に関することや PDA に関する話題もブログに書いてみることにする。現在進行形ではあるが、まずは日本語化の部分について。
かなり細かいことなので、そんなことをブログに描いても・・・と思ったがそんなことだからブログくらいしか書くところが無い(笑)と判断してまとめてみることにした。
それと僕のように在米の人が現地で英語版の Pocket PC を購入して、それを日本語化したいというニーズは結構ありそうなのだ。前回紹介した TK-BLOG さんのところでたいていの情報が手に入るので、ほとんど二番煎じになるのだが、在米組はおそらく日本語化レベルを対象控え目に、かつインストールする英語版のアプリの割合も(日本にいる日本人の方々より ) かなり高いと思うのだ。そんな違いが感じられるようなレビューを少しずつやってみよう。

日本語化に際し、僕が参照にした手順はこちら TK-BLOG さんがわかりやすく手順書としてまとめてくれている。作業に入る前にこちらを一読しておくとあらかじめ何を準備しておかないといけないか、また流れが分かるので、慣れるとあっという間に日本語化を完了できる。

Axim X50v 日本語化手順 まとめ

それと-現在もまだ試行錯誤しているのだが-TK-BLOG さんが紹介してくれている MSゴシック以外のフォントを X50v で表示させるのに必要な情報をこちらからも頂戴した。

Toshiba Genio e830w


1 ActiveSync のインストール
http://www.microsoft.com/windowsmobile/downloads/activesync38.mspx

activesync.jpg

まずはともあれ、ActiveSync というソフトウェアをデスクトップ PC (ノートブック PC でも可) にインストール ( Pocket PC、Palm に限らずこうしてデスクトップ PC と各種 PDA はバックアップや同期を取る作業を日常的に行うのだが、その役目をになった PC を母艦と呼ぶ人も多い )。
ActiveSync とは Palm を使っていた人なら分かると思うが HotSync の同期部分だけを切り取ったようなソフトウェアで、何らかの手段でつながった PC とデータの同期を取るためのソフトウェアだ。接続の手段は、製品パッケージに USB ケーブルが着いてくるのでほとんどの人が PDA と母艦を USB ケーブルでつなぐ事と思うが、他にも WiFi や Bluetooth などのワイアレス接続も可能らしい。
Palm の時はスケジュール管理から住所録などの PDA 上の機能を PC でも実行することができるような同期ソフトウェアが着いていたので、今回生まれて初めて Pocket PC を買った僕はずっと ActiveSync にもそんな機能があるんではないか勘違いしていた。が貼り付けた画面のように至ってシンプルで、母艦側で PDA の受け皿とも言えるデータは MS Outlook でやることになっているのだった。
ActiveSync をインストールしないことには日本語化に必要なファイルの転送のみならず、言語を問わずアプリの転送ができないので、これをインストールすることは必須作業となる。

その ActiveSync だが X50v に着いてきた CD には英語版が入っている ( と思われる・・・といか CD を開封すらしていないので知らない ) ので、最初はまずマイクロソフトの公式サイトより、ActiveSync 3.7.1日本語版というやつをダウンロードして試してみる。

僕が自宅で使用している PC はデスクトップもノートブックもどちらも Windows Xp 日本語版が動いているので、当然のことながらインストールはスムーズに完了。その後の X50v との同期も特に問題なさそうだ。
ふんふん、とそのまま使っていたのだがふとしたタイミングで英語版 ActiveSync にはあって日本語版 ActiveSync にない機能を発見した。発見したというとちょっと大げさだが、X50v に着いているインターネットブラウザ、Pocket Internet Explorer を起動すると表示されるホームページに、dell.com の他に AvantGo.com の案内が書かれており、それによると「ActiveSync のオプション画面をクリックして、AvantGo にチェックを入れてください」とある。
ところがそんな設定は日本語版の ActiveSync には無いのだ。AvantGo がどんなものかは別の機会に紹介する予定だが一言で言うとニュースのクリッピングサービスで、以前 Palm 端末を使っていたときに利用していたことから Pocket PC 版でも使えるのなら使いたいと思っていたのだ。
どうやら AvantGo のサービスが日本語では行われていないことから、マイクロソフトは日本語版の ActiveSync からはその設定を取り消して出荷しているようだった。試しに日本語版を削除して、英語版 ActiveSync 3.8 をインストールしてみると、やはり Option 設定で AvantGo の設定項目が表示された。
メニューやボタンなど表示は英語になるが、日本語でなければ理解できないというような機能も無く、また日本語のデータの取り扱いが出来ないなどと言うこともないので、このまま英語版の ActiveSync を使い続けることにした。

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2005年01月07日

PDAヲ購入セリ

久々に PDA に再挑戦してみることにした。

以前も PDA を使っていた時期があった。が実は今回購入した機種が2機目。僕がこういう電視小物好きであることを知っている人からすればちょっと意外かもしれないが、高価な商品には「ええいままよ」と清水の舞台から飛び降りるようにして衝動買いする一方、小遣いで買えるものとなると徹底的な事前調査をしたりして、さらに買い物するときに$10、$20の違いにこだわったりする、別な一面も持っているのも知っての通りだ。

しばらく使ってなかった PDA なのに、なぜまた今回再び使用する気になったのか、今回の機種はなんなのか、そんなことについて書く前に以前使っていた機種について少し書いておこう。

以前使っていた唯一の PDA は Palm VIIx という機種で、今ではあまり見かけない液晶表示がモノクロのものだ。購入したのは2000年の夏だからもう5年近くも前のことになる。
今はもう日本から撤退してしまった Palm 社だが、当時は日本でも Palm OS PDA は発売され、SONY と人気を二分していた。アメリカに続き日本でも Visor など人気を博したようだが、この機種だけは日本では発売されなかった。それは最初から無線ネットワーク対応だったためだ。

当時 Palm 社は子会社を通じて、アメリカの主な都市で独自のネットワーク網、Palm.Net を提供しており、この Palm VIIx は本体だけでその無線ネットワークが使える、というのがウリだった。
といっても接続速度は電話一般通話回線を使ったモデム接続より遅く、また日本語 Palm OS を入れても 日本語版 Palm VIIx が存在しないため、日本語が使える Palm.Net 用のメールソフトとインターネットブラウザが無く、日本語でのやりとりに難があった。
そのため、最初のうちは PDA そのものが楽しくて、無線ネットワークが使えなくてもそのまま使用していたのだが、ウリのネットワーク機能も使えず、液晶画面も暗いモノクロ、ということで次第に使わなくなってしまった。今でもこの Parlm VIIx は書棚にしまってあり、この際 eBay で売ってもたかが知れているので、このまま売らずにアンティーク PDA として取っておくことにしよう。

・・・とまあしばらく封印していた PDA だが数年経ってまた買いたいという物欲がふつふつと沸いてきた。
それは1つに車の中で使う Bluetooth 経由の GPS があり、これまでは必要なときにノートパソコンを車に持ち込み、そこでカーナビとして使っていたりした。
それともう一つは日本のように携帯電話でメールやウェブをアクセスするのが困難なので ( アメリカの携帯で日本語のメールやウェブのアクセスはかなり難しい )、出張とまで行かなくても一日市内を歩き回っ
ていて出先でメールの確認をしたいときに、ノートパソコンを持っていない限り、ほとんど無理だったのだ。
休みの日はたいてい重いカメラ器材を持って歩いているので、こんな時は PDA の方が気楽に持ち出せる。

つまり昔はパソコンを「住所録」「会社の仕事の延長でワープロや表計算」「年賀状の印刷」といった目的で使うために購入したのが、今や「インターネット」「DVDやブロードバンド放送」などネットワークと映像を使用する目的で購入するように、PDA ももはや住所録やスケジュールといったかつての機能ではなく、インターネットや先の GPS モニターとして使うなど、使用する目的が変わってきたのだった。
それならば購入してもすぐにお蔵入りになることは無いだろうと、購入することにした。

で購入に当たって検討したのは、PDA と携帯電話が統合されて一台になったスマートフォンのたぐいか、単なる PDA。それからもちろん Palm 系にするか PocketPC 系にするか ( Linux Zaurus は今回パス )。
スマートフォンは新たに携帯電話契約をしなくてはならなく、それと画面の解像度が VGA をサポートしていないということもあって結局、それらをサポートしている Pocket PC 端末で行くことにした。Palm は以前も使っているのでせっかくなら今回は新しい方が面白そうだ、というのも理由の1つ。

そうなると購入出来る機種は限られてきて、現在 VGA の高解像度をサポートしているのは HP の iPaq hx4700 と DELLAxim X50v、それに富士通の PocketLOOX V70 あたりになる。この中で日本語化され、日本で発売されているのは hx4700 と V70 だが、ともに値段が高い。それに引き替え一足先にアメリカでだけ売られている DELL の X50v は価格が他の機種よりだいぶ安い。安いのは液晶画面が多少小さいから、ということもあるのだが、逆に携帯性が高まっているのでどちらが良いとも言い切れない。
ただ Palm と違って簡単にユーザが日本語 OS をインストール出来る仕組みが出来ていないので、ためらっていたところ、日本のパワフルユーザ達はすでにこれを日本語化して使っており、いろいろそこで尋ねるとほとんど日本語版 Pocket PC と変わらぬところまで改造が可能と言うことがわかった。
( ちなみにそういう情報は TK-BLOG さん のところで仕入れました )

ということで DELL Axim X50v を購入することに決定。
機種選定が終わったところで、DELL サイトの商品価格から 25% 引きになるクーポンを友達が譲ってくれ、オンライン価格 $500 近くするものをなんと$370で購入できることに。早速その他にいろいろオプションをつけて、ウェブで注文。
火曜日に「ボチッとな」したら、金曜日には会社にパッケージが届いた。早速日本語化に必要なファイルなどを整えて、この週末はわくわく過ごせそう。

x50v1.jpg
本日会社に届いたパッケージ。箱の底面積は雑誌大と意外と小さめ。大きさ比較のため EF50mm F1.8のレンズキャップを置いてみた。

バッテリーで駆動するデジタルカメラと一緒で、PDA もまずは充電しないと稼働しない。こういうギア系の買い物は、箱を開けるときに楽しみがあるのだが、すぐ使えないとまさに蛇の生殺し状態。といってもこんなジレンマ、今ぐらいしか感じられないので、これもガジェット購入時の楽しみのプロセスの一つになりつつある。ちょっとマゾっぽいか(笑)。

x50v2.jpg

届いた DELL X50v はただいま充電中。目覚めは8時間後だそうだ。