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カテゴリー [ ガジェット , Internet ]

2008年07月09日

iPhone 3G

いよいよ iPhone 3G の世界同時発売へのカウントダウンが始まった。たかが携帯電話であるが、されど携帯電話であり、iPhone 3G の発売を心待ちにしている人も多いだろう。


アメリカで iPhone が発売されておよそ1年。僕自身発売日当日に New York、SOHO にある Apple Store で購入したので、使い始めて1年になる。


iPhone を初めて見たのはそれよりさらに半年ほどさかのぼった2007年1月のことで、San Francisco で開催された Mac Expo へ取材に行ったときのことだった。キーノートスピーチの壇上、Apple CEO、スティーブ・ジョブズが高らかに見せた iPhone に聴衆は釘付けになった。その聴衆の中にはソフトバンク社長、孫氏の姿もあり、おそらく日本ではソフトバンクが取り扱うことになるのでは、と早くから想像していたのはそういう理由からだった。もちろんそれ以外にもソフトバンクの方が競合他社よりずっとコンピュータリテラシに明るく、ビジュアルボイスメールへの対応などソフトバンクの方が身軽に動けるという感が強い。加えて、米国の iPhone には最初からインストールされている「Yahoo! MailのPush対応」「株価情報アプリ」「世界の週間天気予報アプリ」などは Yahoo との協業によるもので、データも Yahoo から提供されている。今回日本で iPhone 3G が発売されるにあたり、これらがヤフーのサービスに置き換えられるのかどうか不明だが、少なくとヤフージャパンを傘下に持つソフトバンクにとってこれは有利な交渉の材料になったことだろう。

iPhone 3Gは今回お膝元の米国のみならず、日本など世界各地で同時に発売されることになっており、米国での登場から1年お預けを食らった日本のユーザからは「やっと使うことができる」という声が聞こえてくる一方、携帯電話キャリアや携帯電話製造メーカーの反応は「とうとうやってくる」というニュアンスがメディアを通して感じられてとても興味深い。


携帯電話に限らず、家電製品や自動車など一般に多機能になればなるほど、消費者にはその区別がつきにくくなり、結局販売店や製造メーカーが用意した「機能比較表」で選ぶことも少なくない。
そのおかげで製造メーカーは一つでも比較表の星を取ろうと、いたずら機能追加に走り、その結果大半のユーザは豊富な機能のせいで使いこなせなかったり、却って意図せぬ動作を招くことになり兼ねない
似たようなことはイマドキのコンパクトデジタルカメラにも起きていて、僕が知っている限り New York で旅の記念にきれいな写真を撮ろうと思う人でさえ、ほとんどの人がデジカメを使いこなせていない。
「そんなにたくさんの機能、あっても使わないと思うけれど、万一使うかもしれないから」と思って購入する人が多いからではないか。そういう意味では多機能な家電に導いたのは業界だけでなく、消費者も荷担してきたことになる。

初代 iPhone が初めて紹介された2007年のキーノートスピーチで、スティーブ・ジョブズは既存の携帯電話、特にスマートフォンを取り上げ、これらがいかに使い勝手が悪いかをあげて見せたが、iPhone はユーザインタフェースそのものを機能と同じようにとらえ、開発してきた経緯がある。つまり OS およびアプリケーションの開発を長らくやってきた Apple にとって、携帯電話事業は初めてでも、この分野にかけては大きなアドバンテージを持っている。それに比べると日本の携帯は多機能だが、その開発アプローチが僕には家電製品的に思える。ホームスクリーンから始まって住所録、ブラウザ、メール、楽曲再生、動画再生などのソフトのインターフェースがてんでばらばらで、またそれらのアプリケーション同士の連携が取れていない。


iPhone を使い始めるとすぐに感じると思うが、もっとも感心するのがユーザインタフェースの細部のつくりこみだろう。
画面の切り替えや、表示モードの切り替え、それにアプリの起動や切り替えなど、それぞれに固有のアニメーションがかかっている。たとえばこんな感じだ。
カメラアプリを起動し、写真を撮る。画面の片隅にフォトアルバムアプリ起動のアイコンがあるので、それをタップする。するとオプションが表示され「壁紙にする」「メールに添付する」「電話帳(コンタクト)にアサインする」などの機能が選択できる。試しにメールを選ぶと、表示されている写真が縮んで小さく表示され、その間に背景はメールソフトに切りかわっている。つまりオリジナルサイズの写真から縮小画像を生成していることをユーザにわからせつつ、その間にメールアプリの起動時間を稼いでいるのである(もちろんメールにオリジナルサイズの写真を添付することもできる)。ちなみにここで電話帳を選ぶと、登録済みのリストが表示され、その中から一人の名前を選ぶと、電話がかかってきた時の画面を摸したイメージが表示される。つまりその人の名前とそれがその人の携帯電話なのか勤務先なのか、自宅なのかと言った情報とともに写真が画面一杯に引き伸ばされているのである。そもそも写真はこういった文字情報が入ることを想定して撮らないことがおおいので、顔がかぶってしまうことがある。そのため iPhone はこのときに指で写真をつまんで拡大したり、その表示位置を変えることができるようになっている ( つまり簡単なリサイズと移動というレタッチが可能 )。
これらの画面の切り替えにはほんの一秒足らずのアニメーション効果が使われていて、自分が何のモードを操作しようとしているのか、使用者が迷うことがないようになっている。

加えてこのアニメーションは内部処理に時間がかかるような場合でも、視覚的な効果によってユーザが感じるストレスはかなり軽減されるという実証データにに基づいている。

もう一つ端的な例として、フォントがあげられる。iPhone で表示される日本語文章を見た日本人は異口同音に「iPhone の日本語フォントの方が見やすい」という。これはよく考えてみるととても興味深い。
日本のドメスティックな会社が開発した機器の日本語より、「黒船」( 日本のメディアの言葉を借りて言うと ) の iPhone の方がずっと美しい日本語字体を採用している、ということになる。これは早くから Mac OS でベクターフォントを導入してきた Apple ならではのもので、調べて見ると日本の携帯でもベクターフォントを採用している機種があるらしいが、まだ一般的ではないようだ。上に書いたように「日本の携帯電話が家電製品的なアプローチで開発されているように思える」と書いたのはこのフォント部分にも感じられる。洗濯機も炊飯器も皆小さな表示ウィンドウを持っているが、そこに表示される文字列は限られたもので日本語フォントを美しく表示しようという姿勢はこれまで特に無かった。携帯電話の表示画面に関しても、ラスターフォントを搭載するのが精一杯で、そこから大きな進歩が見られなかった。
もともと携帯機器ザウルスなどを熱心に販売していたシャープは携帯機器向けにベクターフォントとそのエンジンを持っているようだが、システムとして組み込まない限り、全体の統一性などは得られない。

下は iPhone での iDic という電子辞書アプリのスクリーンショットだが ( そもそもこんな風に携帯画面のキャプチャが気軽に撮れる機種は Pocket PC 系の携帯をのぞくと日本には無かったのではないか? ) フォントのサイズを変えても、もちろんジャギーは発生しない。また非常に小さなフォントサイズを指定してもつぶれることがない。


※フォントサイズに40ポイントを指定



※僕が標準として指定している18ポイントだとこんな感じ。



※ルーペが必要かもしれないが、それでも文字自体はくっきりしている。10ポイント


iPhone のユーザインタフェースや機能をまねすることはできても、おそらくフォントに関してはそう簡単に追いつくことはできないだろう。携帯電話の OS を OEM に頼っている以上、実現まで時間がかかるのは想像に難くない。


iPhone は早くからユーザコミュニティのサポートがあり、いわゆる Jailbreak 「脱獄」させることでサードパーティのアプリを実行することができるようになっている。
下のスクリーンショットは僕の iPhone のホームスクリーンのものであるが、こんな風にがらりと雰囲気を変えることも自在にできる。たかがアイコンということなかれ。こういったデザインは PC では自分の好みに変えられるのに、従来の携帯電話はそのほとんどがデザインがお仕着せのもので、逆に言うとそれが携帯機種購入の要因の一つになったりしたものだ。が iPhone では気に入らなければ着せ替えればいいのである。

こういう仕組みは、iPhone を広告媒体として見た場合、とても面白い使い方ができる。「 iPhone デスクトップテーマ 」 として背景やアイコンなどトータルにデザインしたものを配布してユーザが自由にインストールできるようにするのである。電車の車内広告をすべてトレインジャックしてしまうように、飲料水やら製菓やらゲームソフトのキャラクターなどで iPhone の画面を埋め尽くしてしまうこともできる。


※ アメリカの自動販売機を摸したデスクトップイメージ。該当するアイコンがないアプリに関しては、アプリが持つアイコンがそのまま表示されている。iDicとその隣のソリティアがそうである。

今回日本で iPhone が発売されるということで、個人的に期待していることがある。それは iPhone アクセサリが本格的に充実するだろうということ。
これまでもアメリカでたくさんの iPhone アクセサリが発売されてきたが、そこはアメリカ、どうも大味のものが多くいまいち気に入るものが無い。特に iPod もそうだが、標準のヘッドフォンは僕の耳の形状にあわないせいかすぐに外れてしまう。仕事前に毎朝ジムに行ってランニングとウェイトをここしばらくやっているのだけれど、Treadmill ( いわゆるランニングマシン ) の上で走っていると簡単に耳からすっぽ抜けてしまう。
ケースを装着するのは好きではないのだが、僕はよくポケットから落としてしまうので、透明なプラスチックケースに入れている。これも日本発のよいものが出てこないか、期待しているものの一つだ。

魅力な点が多く、そのすべてを一つずつ羅列するのが難しい iPhone だが、もちろん不満な点もある。
すでに WSJ や NY Times にレビューが掲載されたが、やはり 3G ということでバッテリーの持ちが悪いようだ。この点、日本は FOMA が発売されたときに同じような声が聞こえたが、日本の人はすでに免疫ができているので iPhone 3G のバッテリーのもちにそれほど不満はないかもしれない。
特にデータ通信を使ったアプリが豊富な iPhone で米国ユーザからどんな反応が出るか、少々興味がある。
それらのことをふまえて、iPhone 3G の次に来るものを予想してみると、こんなところではないだろうか。

・iPhoneファミリーの拡充
Mac や iPod に異なるサイズ、ターゲットの製品があるように、iPhone もそろそろターゲット別の製品を出してもおかしくないだろう。小型化またはクラムシェルタイプにした iPhone nano や電子ブックサイズでかつ電子ブック、軽量 Mac として使える iPhone Pro など。

・iPhoneに搭載されているプロセッサの高性能化、低消費電力化
たしか独 Intel の人間がリークしたようだが、iPhone に Atom が搭載されてもおかしくない。これは来年以降か。バッテリの持ちと処理速度の向上が見込めるので、32GB 版になって登場してほしい。

・iPhone次世代ネットワーク、WiMax対応
EDGE から HSDPA になって速くなったとはいえ、世の中のインターネット利用はますます進む。3G にとどまることなく、3.5G または 4G 版の iPhone も開発が進んでいるのではないだろうか。


さてとりとめのないことを書いてきたが、 iPhone 3G の日本発売で気になるのが、カメラのシャッター音である。
たぶん盗撮防止が目的だと思うが、日本の携帯電話は写真を撮る瞬間、電子シャッター音が鳴るようになっているようだが ( 少なくとも日本から来た友達が持っていた携帯は皆、この音がした )、これは業界で横並びにつけている機能なのだろうか ( そうだとしたら余計なお世話 )。
iPhone にも2メガピクセル相当の単焦点レンズデジタルカメラがついており、あの嘘くさいシャッター音は抑止できる。本体横のミュートスイッチをオフにすると、無音になるのである。
こちらでは iPhone で盗撮した、という事件を耳にしないが、日本では iPhone を悪用する輩が出るのではないか・・・と今のうちに予言しておこう(笑) それが競合他社キャリアや携帯製造メーカーによる恣意的な iPhone バッシングに結びつかないといいのだが。


発売までいよいよわずかとなった。僕もアップグレードする予定なのだが、料金プランを見ていて気がついたことがある。
もともと iPhone 8GB 版は$599もしたのだが、今回の iPhone 3G は$199と確かに安くなっている。がその一方で、月額利用料を見るとかなり値上げしている。
データ通信料金は、利用無制限で$30で、従来より$10高くなる。これは3Gになったのだから致し方ないところ。見落としそうなのが、実はテキストメッセージがオプションになったということである。
これまで基本料金で最低限のテキストメッセージを送ることが出来、それより多く利用する人はさらに追加料金を払ってその上限をあげることができた。
アメリカでは携帯キャリアが異なっても電話番号だけで、テキストメッセージを送ることができるので、ほとんどの人が日常的に使用している。逆に携帯メールを使うのは Blackberry 端末ぐらいだろう。
僕はこれまで追加料金$10を払って確か200+1500通/月だったのだが、3G を購入した場合さらに$5上乗せになる。つまりデータ通信料金$10の値上げとこの$5で月々の料金は$15あがることになる。最低二年の契約が必要なので、その期間に払う追加料金は$360ということになる。つまり iPhone が$199 になったが、支払う金額は結局同じということになるのだ。

うーん、またしてもスティーブ・ジョブズ マジックだ(笑)

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2006年08月20日

インターネット接続事情


米国におけるブロードバンドインターネット事情は、全世界的に見れば決して遅れを取っているわけではないだろうが、インターネットそのものを産みだし、いまなお世界中で利用されているインターネットサービスの多くがこの国から提供されていることを思えば、意外にお粗末なのである。


アメリカではまだ光接続が一般的ではなく、ほんの一握りの地域で Verizon がはじめたに過ぎない。ブロードバンド接続をしている人の多くが DSL かケーブルテレビのラインでつないでいるのである。

しかも DSL などは日本で言うような二桁Mbit/秒ではなく、いまだに3Mbとか7Mbぐらいしか選択の余地がない。ただ日本と違って理論値をうたい文句にしているのではなく、3Mbitといえばほぼそれだけの速度が出るので、極端に遅いという不満は少ないようだ。

ケーブル接続もだいたい似たような事情で、僕が住んでいるエリアではケーブルの方が多少速いという程度の違いしかない。
そもそも値段はどちらも$40/月前後だし、しかも下りはうたい文句通りの速度が出ても上り速度は384Kbitとか512Kbitに制限されている。

以前にも僕はケーブルと DSL の両方のインターネット接続を利用している、と以前紹介したことがあるが、これはメインのケーブルインターネットの品質がちょっと前まではボロボロで、接続不可になっていたからである。IP Phone などが使われてくるとさすがにインフラとして重要な位置づけになり、そのせいか滅多に回線接続不能になることはなくなったのだが、この週末久々にそれが起きた。

といってももう一つの DSL のラインにつなぎ替えるだけですぐにネットにはすぐにつながるので、さして気にすることもなく、そのまま使用していた。

そのうちふと気がついて、「 この現象は他でも起きているのかな 」 と思い、とあるユーザフォーラムサイトにアクセスした。
そこには僕と同じ会社のインターネット接続サービスを利用していて、使えなくなったということを別のインターネット接続を経由して書き込んでいる人がいた ( メインのインターネット接続方法が使えないと、バックアップ回線を使うことになるが、多くの人はメインの回線だけなので不具合があるときは逆に投稿もできなくなる )。
「 ああ、うちだけじゃないんだ 」 と思うとなんだかほっとする。全然解決になっていないのだが、他のところでも起きているのなら僕がいちいちクレームしなくてもいずれ直るだろう、という気持ちからである。
これがうちだけの問題だったら、テクニシャンが来るようにスケジュールを決め、その日は会社を休んで自宅で待機・・と面倒くさい。

次にどれくらいの範囲に影響が出ているのかと、過去の方向にログを読んでいると興味深い投稿にぶつかった。
なんでも接続が復旧した後、電源を入れ直す ( 初期化 ) ことで以前より速くなっている、というものである。
試しにその人が http://www.speedtest.net で計測してみると、7Mb/秒に達する勢いだという。
どうやらケーブル会社が Verizon の光接続サービスが本格的に始まるのに対抗すべく、高速化を行っているらしいのだ。やっぱり競争は必要なんだな。


で僕のケースはどうかというと、結局その夜は全く使えなかったものの、翌朝ケーブルモデルを見るとちゃっかり直っておりコネクション確立の LED が点灯している。念のため僕も電源を入れ直して、speedtest.net で計測してみると、先の投稿と同様、うちもスピードアップが確認できた。なんだやればできるじゃないか > Time Warner Road Runner サービス

なにもかもがこう世知辛い New York で、無料でサービスの向上とは嬉しいが、その一方で気味が悪いとも感じてしまう。はてそれは猜疑心が強すぎるというモノだろうか。

下りは相変わらず512Kbに制限されているが、これは仕方ないだろう。むしろこうして無料でアップグレードをしてくれること自体、なんでもチャージするアメリカにしては珍しい。


さてインターネット接続速度が速くなっても僕の動作速度は相変わらずである。なのでブログの更新やメールの返信など処理が速くなるだろう、とは期待しないように ( 苦笑 )。

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2005年04月19日

アメリカでインターネット光接続、本格開始

verizonfios.jpg

コンピュータやインターネットはアメリカで発明され、今や世界中で使われるまで普及しているが、ここ何年もの間アメリカのインターネット接続環境はほとんど進化していなかった。
僕がアメリカに移り住んだ頃、ちょうどアメリカは CATV インターネットが普及を始めたところだった。日本ではまだこのとき Yahoo BB! はおろか、フレッツも無く、ISDN が一般的だった時代だ。
その後あっというまに ADSL が日本で普及し、CATV が一般的で無かった分、加速的に光接続が普及していったのは僕より日本にいる皆さんの方が詳しいところだ。

方やアメリカでは CATV インターネット接続に続き DSL によるインターネット接続サービスも始まり、どちらもかなりの普及を納めたが接続速度に関しては日本の何分の一という悲しい状況が続いている。

確かに国土の面積がことなるため大きなインフラの整備には巨額がかかり、時間と手間もかかるのだろう。それにしても光ファイバーすらサービスのアナウンスがあってから何年も音沙汰がなかった。
それがここに来てやっと一般市民の手に届くようになったようだ。
自宅のネット接続が芳しくないとき ( 遅延や、または全くつながらないとき ) にチェックするユーザ自身によるアメリカのインターネット関連サイトがあるのだが、これによると New York の Long Island に住んでいる人のうちにファイバーケーブルがやってきた、という投稿が目に入った。
どうやらローカル電話会社 Verizon がいくつかの地域で導入を開始したらしい。

僕はサービス名も知らなかったのだが、その人の投稿によると Verizon FiOS と呼ぶものらしい。早速ググって見ると、公式サイトが見つかった。ここで自宅電話番号を入力するとサービスインしているかどうかを調べることが出来るが、残念ながら我が家はまだ時期未定とのことだった。カスタマーサポートの電話番号も書かれているので試しに尋ねてみると、Queens は今年中くらいのサービスインを目指しているとのこと。ただし日本でも同じ問題があったように、自己所有の建物でない場合はオーナーの許可が必要とのこと。これまでの CATV や DSL と違って壁に穴をあけ、新たにファイバーケーブルを通す作業が必要になるためだ。

時期は良いとしても問題は速度と価格にあった。

現在の価格は↓でみることができるが、これを見る限り、日本よりかなり高い価格設定になっている。
(画像が大きいのでクリックすると大きく見られます)

verizonfios2.jpg

価格が高い上に、接続速度もかなり遅い。
すでにVerizon FiOS を使用している人の話や、僕も使用している Verizon DSL のサービス状況からするとこの接続速度は実効スピードで、実際にインストールするとこの速度がほとんどの場合保証される。日本でいう100MB の光で実効速度が 50MB とか 30MB と言う話を聞くが、Verizon の場合は 100Mbps の接続サービスなので、実効速度の 30Mbps と書いているのだろう。
その速度は問題無いとしても価格設定はべらぼうに高い。加えて上りの速度も限定されている。
確かにほとんどの人が自宅でインターネットをブラウズする側にまわり、サービスを提供する側でないので下りの速度を重視すると思うが、光接続ならは上りと下りの速度に差を付ける必要もないはずだ。それなのに Verizon FiOS では速度差をつけている。
これは自宅にサーバを置いて、インターネットサービスをさせたくないからなのだろうが、その理由がよくわからない。

ということで僕が使用出来るまではまだ時間がかかるが、そのときまでには価格と接続速度に関してなんらかの改善を望みたい。

Verizon FiOS

Verizon の光接続サービス
http://www.verizonfios.com/

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2005年02月08日

秘密のGoogle

google4.gif

今やインターネットを使っていて Google を知らない人はいないだろう。毎日何度も利用している人も多いと思う。
僕のサイト、New York Watch もキオクイロもヨシュランも最近は Google のイメージサーチなどで訪れるユニークビジターが多くなってきた。
そして最近は1GBのメールボックスとして GMail が話題になり、僕のところでも GMail ユーザアカウント招待権を配布したことがある ( ちなみに現在は100人を越える招待権がありますので希望者は photo.nomeri.com の掲示板の専用スレッドに書き込んで見てください )。

GMail もこれまでに無いユニークなメールサービスなのだがまだベータ ( つまり沢山の人に使って貰って正式サービス前にテストしている ) の状態で正式版移行に忙しいのかと思いきや、どうも秘密のプロジェクトがいくつもの同時に開発されているらしい。
最近発表があったのは大学図書館などと協力して書物を全て取り込むプロジェクトに取り組んでいるとか。著作権の切れた小説などは Google のおかげで全て読むことができるようになるかもしれない。
検索できるものは全て取り込んでやろう、というのが Google の特徴なのかも知れないが、友達からの口コミでこんなサービスを見つけた。( その後、Google からのアナウンスがあったことを知ったのだが )

1つはこれ。
google1.gif

やはり Beta と書かれているのでテスト中のようだが、すでに完成度が高いマップサービスだ。
特になめらかな地図のスクロールがインターネットサービスとは思えないほど。
試しに、「 100 Broadway, New York, NY 」という適当なアドレスを入力してそのエリアを拡大してみると、こんな感じになる。

google2.gif
※ サイズが大きいので縮小しています。クリックすると等倍表示します。

地図上の左右上下のボタンでなめらかに移動するとともに拡大縮小のポインタを抓むと即座に画面に反映される。左右上下の移動はキーボードの矢印キーでもできるほか、任意の場所をマウスでダブルクイックするとこれまた見事にスクロールしてくれる。
もちろん他のマップサービスのように「この住所への道順」「この重視から別の住所への道順」などの機能もちゃんと提供されていて、試しに「300 3rd Avenue, New York, NY 」から先に入力したアドレスまでの道順を表示させると、こんな感じになった。

google3.gif
※ サイズが大きいので縮小しています。クリックすると等倍表示します。

これまでのインターネット情報検索サービスが仮想のテキスト、イメージを元にしたものにあったのに対してこのマップサービスが提供されれば実世界のデータとリンクすることも可能になる。映画 Matrix のような世界は絵空事とは言えないかもしれない。見知らぬ街をクリックしてどんどん拡大していくと、最後は個人の経営する Deli になって入り口をクリックすると今度は店内の様子にリンクしたり、売られている雑誌や新聞にアクセス出来たりするかも知れない。
逆にちょっと恐いのは個人情報などもリンクされるのではないかと言うこと。これが杞憂で住めばいいのだが、GMail でやりとりされるメールの中味をスキャンすると公言している Google のこと、なにやら冗談ではすまないかもしれない。

そしてもう一つ見つけたサービスはこちら。
google6.gif

これにも Beta の文字が見えるがそれ以外一見なんの変哲もない普通の google サーチの様だ。けれども検索欄に文字を入力するとすぐに今までのサーチエンジンと仕組みが異なることに気が着く。

google5.gif

これは試しに「Can...」と入力して、Google が自動的に候補を選び出してきたものの中から僕が選んだものだ。
つまり検索エンジンに登録されている語句が Google によって自動的に「 suggest 」されるのだ。
まだ英語以外の言語はサポートされていないようだが、自分のファーストネームやラストネームを一文字ずつタイプしていくとどんどん候補が絞られていくのがリアルタイム出見られるだろう。ちょうど携帯電話の先読み候補変換と似ている。
これまた本人が完全な語句を知らなくても検索出来てしまうので「Hiro・・・」と入力していくうちに僕の名前に到達するというこもあり得るだろう。皆さんも自分の名前で何件くらい登録されているのか、どんな情報がリンクからたどれるのかちょっと関心があるのではないだろうか?

おそらく Google は世界でもっともリッチな情報を持つ会社になっていくだろう。その情報がどこれだけ詳細に蓄えられていくのか、そして将来はその情報でどれだけ便利になるのか、それとも個人情報がどこまで守られるのか、恐いもの見たさで興味津々である。
そのうち「あなたの情報を全レベル公開されたくない場合はサービスを購入してください。レベル1だと年間○○円、レベル2だと××・・」とお金を払って自分の情報をブロックするサービスを購入する時代が来るかも知れない。

他にもいろいろありそうな Google の新サービス、まさにビデオゲームの隠しコマンドを見つけるようで面白い。「 Google でこんなサービスみつけました」と言う方、いましたら連絡ください。

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2005年01月05日

イマドキのDSLモデム

dslmodem.jpg

かつてのインターネット接続先進国だったアメリカではまだ光ファイバーで接続出来るエリアは、全米でもほんとに限られていて、ほとんど家庭がブロードバンドというとケーブルインターネットか、DSL を指す。
これまでにも何度かアメリカのインターネット接続事情を取りあげてきた New York Watch だが、そのあたりの事情はあまり変わっていない。
( ちなみに最近各所で Verizon ( ローカル電話会社 ) が光ファイバーを敷設しているのが報告されているので、New York も個人ユーザがインターネット光接続出来る日が近いうちにやってくるかもしれない。 )

ケーブルと DSL、実際の使用者の割合は知らないが、サービス、速度、料金ともにだいたい拮抗している。一般にケーブルインターネットの方が DSL 接続より高速といわれるが、それすら日本では ADSL が40M を歌っているのを前にするとケーブルインターネットの影が薄くなる。なんたって下り3Mbps ぐらいしかでないからだ。
確かに40M といっても実効速度は40Mあるわけではないのだろうが、理想でいえば10Mとか20Mの速度がでるのではないだろうか。ちなみにアメリカの場合ケーブル会社や電話会社がパフォーマンスを語るとき、実効速度で書いてあることが多い。今までの自分の例から言うと、3M といったときはほとんど3Mの速度が得られる。

でうちでは未だにケーブルインターネットと、一応予備に DSL が引いてあるのだが、それぞれ速度は 3M と1.5Mの値を示していた。ところが最近近所の友達が DSL からケーブルに切り替えたのだが、この友人のところに僕のノートパソコンを持っていってインターネットを使用していると速度が体感できるほど、うちより早いのだ。
そこで Time Warner Cable の公式サイト に行くと、50% 速くなりました、と書いてある。
あれ確かにうちとは違うケーブルモデムを使っているな、と思って電話で問い合わせをしてみると、

「はい、あなたの家も既にスピードアップのアップグレード済みです。モデムを新しくする必要はありません。電源を切って一分間待ち、それから再度電源を入れ直してみてください。」
と言われた。
試しにそのとおりにやってみて、インターネットを使ってみると・・・体感できるほど速くなっている!
速度計測サイトで見てみるとさっきまで3Mだったのが5Mの転送スピードがでていることがわかった。

「こんなこと言われなかったらわからないよー」と思いつつ、さては競争相手の DSL も速度をアップか?と思って Verizon 公式サイトに行ってみると、なんとこちらは2倍の速度アップ、と書いてあるではないか。しかも月々の料金もいつの間にか安くなっている。
これは尋ねてみるべし、と Verizon のカスタマーサービスに電話してみると、こちらも

「あなたのエリアは2倍速度アップに入っています。ただし DSL モデムを交換する必要があります。新しいモデムを送るのでそれを取り付けてください。」
とのことだ。
今まで使用していたモデムはすでに使用期間を過ぎているのでそのまま僕のものとなるそうで、新しいモデムも無償で送られてくること。しかも月々の料金も$5以上安くなった。

その後数日して UPS が新しい DSL モデムを届けてくれたのだが、開けてみてびっくり。DSL モデムにルータ機能、しかも WiFi 11g のワイアレス機能つきのものだった。ワイアレスルータが DSL モデムと一緒になったような機器で、これまで使っていたルータが不要になるということだ。

早速古い DSL モデムを取り外し、DSL ラインを新しいケーブルにつなぎ、PC からルータにアクセスしてみると・・・・あったあった、ありがちなワイアレスルータの設定画面がなんなく表示された。
早速 PPPoE ログインセッティングなどを済ませ、先ほどの速度比較サイトにアクセスしてみると・・・これまた1.5M から3Mに確実にアップグレードされているのが分かった。しかも上りの速度はケーブルより却って速いことを示している。
まあ日本で言うところの ADSL 7M とか12M ぐらいの実効速度並みといったところか。
まだまだ速度には不満があるが、地道に速度向上の努力をしているのはアメリカに住んでインターネットを使い始めた7年の間で始めてのことで、ちょっと意外。見直してしまった。できれば早いところ安価で光り接続を提供してほしいものだ。

ということで New York メトロエリアに在住で RoadRunner ケーブルインターネットか Verizon DSL インターネットを使用している方、是非カスタマーサポートに電話してみましょう。
回線接続速度の改善の恩恵を受けて、多少インターネットライフがハッピーになります。

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2004年02月03日

海外で日本のTV番組を見る

海外にまで住んで、日本のテレビ番組・・・というと外国語習得のためにアメリカやその他の国へはるばる日本から引っ越しして来た人たちに眉をひそめられそうだが、僕は無性に見たくなるときがある。
ホームシックと言うほどではないし、事実アメリカに移住して最初の数年は日本のテレビ番組とは無縁な生活を送っていた。このとき思ったのは「無ければ無いで住むモンなんだな」ということだった。
その後引っ越しを機会にケーブルテレビ会社が変わり、一日のうち一、二時間は日本の番組を放映するチャンネルが含まれていることから時々見るようになった。
ちなみにそこで見られるのはフジテレビ系列だけなので、やたらフジテレビの番組だけは日本とリアルタイムに追いついているのだが、それ以外は流行りモノや流行っている芸能人のことを耳にしてもへぇーとかふーんなのだ。 ( トリビアの泉はこちらでも見られます(笑) )
それ以外に日本の番組を見る方法はジャパンTVというチャンネルをケーブルテレビかサテライトで個別に契約することだが、これは月に$30だか$40の追加料金がかかる。
このジャパンTVは NHK の番組のみを放送するので、やはり他の民放番組は見ることが出来ない。
こうして中途半端に日本の番組が見られるようになると、人間わがままになって「他の民放番組も見たい」という気持ちになってくる。

リアルタイムでなく、また画質にもこだわらなければ別の方法もある。
日系食料品店などが取り扱っているレンタルビデオだ。ここに行けばほとんどのドラマとバラエティ番組は網羅しているので、多少遅れてもかまわなければこれを利用することが出来る。
僕も一時はメンバーになって毎週の様に日本のドラマを見ていたものだ。
けれども運ばれてきたばかりの最新の週の番組は争奪戦がはげしかったり、毎週通うのも面倒になり、このところしばらく利用していなかった。

とここに来てブロードバンドインターネットが普及したきたおかげでその事情も少しかわりそうだ。

一番最初に目に付いたのはソニーが発表したエアボードという製品。

PC Watch で紹介されていた記事
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0119/sony.htm

まだ発売になっていないが、実際に日本にベースステーションを配置し、ラスベガスで録画した番組をブロードバンド経由でモニターに映し出すデモをしたそうだ。
値段はかなりするものの、日本では両親も光接続しているので、使えないことはなさそうだ。
問題は専用モニターでないと見られなさそう、ということでこれをアメリカまで持ってこないといけない?

それから最近話題になった「トレソーラ」という会社のサービス。

トレソーラ公式サイト
http://www.tresola.com/

これは確か TBS、フジテレビ、それにテレビ朝日の合弁会社で月千円ほど支払うと PC 側には専用のソフトをインストールするだけで日本のテレビ番組がみられるというものだ。
日本テレビとテレビ東京が入っていないが、これはこの際仕方ないかもしれない。
問題はまだ試験運用中なのか期間限定だということ。今回ニュースになったのも第二回目の運用が開始されたということで3ヶ月間の限定サービスなのだ。それと致命的なのは用意されている番組が80年代だか90年代だかのものだけで、今放送下ばかりの番組を見るということはできないらしい。時には料理番組もコマーシャルも見てみたいのだが、これではどうやら無理らしい。
ただしサンプルを見た限りではコマ落ちすることなく十分な品質で見られたので、本放送にに期待することにしよう。

そして最近見つけたのが、専用サーバが用意され、月$30払って視聴することが出来るサービス。
最近日系フリーペーパーとか口コミで目にしたり耳にしたりするのだが、申し込みをすると一契約につき一台の専用のサーバが日本に設置され(割り当てられ)、そこからインターネット経由で海外へストリーミングを送ってくると言う方法を取っているそうだ。初回申し込み時に$200かかるのだが、これはサーバの設置代と回線増設の際に使われるのだろうか。
ただしこちらは申し込んでもすぐに開通するわけではなく、サーバの設置を順次行っているとかで今は申し込んでも何ヶ月もまたされるそうだ。



日本語.tv
http://www.nihongo.tv/

ドメイン名がまさにサービスの名前になっている「日本語.TV」だが、日本で録画した番組を空輸してこちらでレンタルしているビジネスと同じく、各放送局から頒布する許可を得ているのかちょっとグレーなところが利用する側として心配だ。レンタルビデオならサービス取り消しになつても高い会費を払っているわけではないから被害は無いけれど、日本語.TVの場合は最初に$200を払うのでこれが取り上げられたら、ちょっとつらい。



なぜ最近こんなことが気になるのかというと、昨年日本で買ったノートパソコンに S-Video 端子が着いていて、PC のビデオの設定によっては液晶とテレビのデュアルスクリーンが可能になるのだ。試しにやってみたのだがウェブサイトを見ながら、Yahoo! の動画ニュースをテレビに映し出してもなんのストレスもなく、あっけないほど簡単にできてしまった。これなら上記のサービスの一つを使って快適な日本テレビ番組漬けになるのもいいんじゃないか、などとたくらんでいるのだ。

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2003年03月14日

新種の Web サービス

今回はちょっと New York とは関係のない、一般的な話題を紹介。


インターネットが低速接続からブロードバンド接続時代を迎え、より多くの人たちが使うにつれ、様々な web サービスが生まれては消えていった。無料でスタートしたものが有料になったものも多いし、サイト同士の合併なんてこともよくあった。
その中ですでにインターネットの世界で老舗と言われるようなコマースサイトはやはり、サービスが徹底しているところだろう。実世界では商売初めて10年ぐらいでは老舗とはおこがましいが、めまぐるしく流動的なこのインターネットの世界では5年も続けば老舗と言えるんじゃないだろうか。
早くからインターネットの商用利用が盛んだったアメリカからはたくさんの海外進出が相次いでいる。Yahoo! や eBAY や amazon それに DEL などはその最も成功した例だろう。もちろんこちら見ていても楽天など日本発の企業が頑張っている様子も見て取れる。が世界的な企業レベルで成功するユニークなビジネスモデルと言うといまのところアメリカ発のものが多いようだ。

そんな中でアメリカならではの生活習慣を利用した新しい web サービスが定着しはじめているのでその2つを紹介してみたい。

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dock3 のロゴ

一つ目は、dock3
一口にそのサービス内容を書くと、会社員向けの仮想コンビニエンスストアサービスということになるだろうか。dock3 は主だったオンラインストアと提携しそれらへのポータルサイトとなっている。各ショッピングサイトで購入した品物の受け取りが会社の中に設けられた dock3 専用窓口で受けられるのだ。つまり勤務先が dock3 と契約しており、その専用カウンターを設けていない場合は利用できないが、大手の会社の中に徐々に進出しているようだ。
提携サイトは多岐に渡っており、DELL や Officemax、JCrew、amazon のように PC、衣料、文房具、書籍といった比較的オンラインで購入しやすい品物を取り扱っているサイトの他、葉巻や食料品、植物など実際に見てからでないと購入が難しいものまで幅広く取り扱っている。dock3 のサイトからこれらのオンラインサイトに直接リンクが張られており、それをたどっていくと常にブラウザの上部に「配送先 は dock3 - 各人固有のID、送り先住所 ( この場合僕の働いている会社の中の dock3 事務所 ) が表示され続ける。実際にオンラインで購入し、送り先をしているするところでこの住所を入力すればよいのだ。このように dock3 と提携していて直接リンクが張られている業者から買い物し、それを dock3 受け取りにした場合は無料でそのサービスを受けられるが、そうでないサイトで買って dock3 で受け取りサービスを依頼すると1アイテムに付き$2程チャージされる仕組みになっている。

僕が特に重宝しているのが、荷物の受け取りサービス。夜間でも宅配業者が配達してくれるようになった日本と違って、まだアメリカの主な宅配は夜間の配送はしてくれない。もちろん「午前」「午後」の指定も出来ないし、配送の前に確認の電話をくれることも無い。たいていは帰宅すると不在配達票がドアに貼り付けられていて、それから対策を練るのがいつものことなのだ。たとえば Fedex の場合はあらためて平日のどれかを指定して配送依頼をしたり ( 有料で土曜日の配達オプションもある )、平日の夜 8:00PM 近くまで近くの配送センターが開いていて、会社帰りに車で立ち寄って荷物の受け取りができる。USPS ( 郵政公社 ) の場合だと再配達ではなく、後日郵便局に取りに行くことになるが土曜日もやっているのでこれもあまり不都合は無い。問題は UPS で、土日は配送しないし、不在票を持って自分で受け取りに行くことも出来ない。しかも3日連続で勝手に配達をトライしてその間受取人が留守の場合は、さらに勝手に差出人に荷物を送り返すというとてもドライなサービスなのだ。なので UPS は一番使いたくないのだけれど、オンラインで買い物をすると一番値段が安いのか、多くのサイトが UPS を採用していることが多く、買い物の度に頭を悩ますことになる。
それほど荷物が大きくない場合は、1度目の配送のあと、UPS に電話して、送り先を勤務先にしてもらうなどして対処することが多い。最初から勤務先を送り先に指定すれば、ということもできるが、クレジットカード会社によっては billing address と送り先が異なる場合これまた事前に登録をしないといけない、など意外と制約が多く、そう簡単にいかないのだ。
その点、この dock3 は荷物の受け取りを代行してくれ、荷物が届くとメールで連絡が来ることになっているのでかなり便利だ。PC など大きなものを注文して、UPS に会社に送らせると会社のメール係りが僕の席まで持ってきてくれることになり、あまりに私的な買い物には使いにくい。しかも大きなパソコンの箱を帰宅時まで自分の席においておくのもなんだし、さらに会社を出るときには会社の備品でないことを証明しなくてはならないのでいちいち面倒だ。その点、dock3 が受け取ってくれた場合は帰宅時までそこにおいておき、帰るときに受け取って車に積めばいいので楽だし、送り先も勤務先でなく dock3 になっているため、会社の備品でないことは一目瞭然でセキュリティのチェックも明らかに楽なのだ。

サービスの種類はまさにホテルのコンシェルジュ的で、映画やミュージカルチケットの購入と受け取り、写真の現像 ( デジタルカメラも可 )、ドライクリーニングの受け渡し、DVD レンタル、荷物は代行受け取りだけでなく発送ももちろん行ってくれる。近いうちに Mobile が車のオイル交換サービスを開始するようだが、トラックかなにかで社員向け駐車場にやってきてサービスをしてくれるのだろうか。

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freshdirectのロゴ

もう一つ紹介するのがこの freshdirect
実は freshdirect は dock3 の提携サイトに入っているので dock3 の画面からもリンクが張られている。がこのサイト自身が大きなサービスを提供している。
このサイトは今まで難しいとされていた食料品、それも生鮮食料品を中心としたオンライン販売サイトなのだ。
たとえば果物1つとってもそれがわかると思うが、近所の青果屋とデリで同じ種類のリンゴを売っていたとしても鮮度や値段はまるで違うし、もちろん味だって異なるはずだ。同じスーパーで買うにしても1日違えば入荷のタイミングに応じて味も、鮮度も変わってくる。まして同じ箱の中に売られている同種のリンゴだとしても皆選んで購入するはずだ。なのでこういったものを見たり手にしたりすることなく買うことにためらいを感じる人は多いと思う。
この freshdirect はその点をグルメショップと同様な高品質の生鮮食料品だけ取り扱うことにしてクリアしようとしているようだ。サイトを訪れてみるとわかるが、市井のスーパーマーケットにに比べると割高である。2つで$1で売られていたりするグレープフルーツもここでは1つがそのぐらいの値段で売られている ( 日本はもっと高いかもしれないが )。面白いのはその商品に合わせて状態を表すランクづけがなされていることだ。たとえば果物ならどれだけ sweet かが基準になり、肉類ではどれだけ tender かといったランクがつけられている。販売しているのは生鮮食料品に限らずソーセージなどの加工肉や、瓶詰め缶詰、調味料しいては晩ご飯向けの温めるだけの食事やスープ、デリ総菜 ( ツナサラダなど ) まで取り扱っている。
これもオンラインで注文し、後日社員向け駐車場にやってくる freshdirect のトラックから仕分けされた荷物をうけとることになる ( 家にデリバリーを頼むオブションもある )。
ちなみに各種食料品のアイコンがよくできているので、これだけでも一見の価値ありだ。


前者の dock3 のようなサービスは似たようものが日本でもコンビニエンスストアで受けられると聞く ( 僕が日本にいたときはそんなにたくさんのサービスをしていなかったからよくわからないけれど )。大きな違いはコンビニエンスストアが万人向けのサービスを想定しているのに対し、dock3 はターゲットを会社員に絞っているため、サービスの種類を絞りその分手厚くサポートすることができる。コンセプトは「サラリーマンにもパーソナルアシスタント」なのかな?
freshdirect もそういう意味では夫婦共稼ぎの家庭をターゲットにしているのだろう。アメリカで働くようになって真っ先に気が付いたのは女性の従業員が多く ( 部署によっては女性の方が男性より多いところも )、当然待遇も性別による区別がないこと。当然責任も負うことになり、その分帰りが遅くなることもあるのだろう。
アメリカでは週末ともなるとスーパーマーケットに家族で一週間分の買い物に来る人たちの姿を見ることが出来る。巨大なカートにそれこそ「ほんとに一週間でそんなに食べるの?」というくらい大量に買い込んでいく。シリアル、大量のペットボトルのコーラ、子供の弁当用のポテトチップス、冷凍のハンバーガーセット、冷凍肉の固まり・・・。他人のことは言えないが、あまり健康的な食料品を買い出ししている人の姿を見ることはまれだ。しかも一週間分まとめて、というと生鮮食料品はなかなかむずかしい。のでこんな商品ばかりがカートに乗るのもわからなくはないが・・・。
では野菜や魚介類はその都度買うかというと、仕事が終わってからスーパーに立ち寄り、その後で料理を作っていたのでは食事をするのが夜9時を過ぎてしまうかもしれない。子供のいる家庭ではなかなか厳しい時間帯だ。それをこういったサービスを利用することで合理的に時間をつくることができるようになる。日本でも共稼ぎの家庭が増えているのでこの種のサービスが普及するかもしれない。
オンラインで買い物、しかも食料品までというと横着しているようにも見えるが、現代のライフスタイルに合わせて需要を伸ばしており、いずれは一般的になるかもしれない。全面的に肯定はできないけれど、外食に頼るよりはいいんじゃないかな。

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2002年08月05日

公園がホットスポット

このところ何回か物欲絡みの話が続いたが、その中で Wireless LAN 導入の話を紹介した。もともと家庭内など限られた空間の中で、インターネットを利用する PC をケーブル要らずにしてくれるものだが、最近はこれが家庭内だけでなく、外でも使えるようになってきている。この流れは日本に限らずアメリカもそうなのだ。

■写真はすべて Powershot G2。

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にぎやかなTimes Squareからほど近いBryant Park。

Wireless LAN は現在も僕のアパートの中で活躍中だ。うちにはよく友達が来るのだが、メールのチェックなどでインターネットを使いたいという人は以外と多く、同時に複数の PC でインターネット利用できるのは便利。よく考えてみれば電話と同じ進化だ。
かつて電話と言えば黒電話。家の中で電話のある場所は決まっていて、家によっては電話のそばに椅子なんかおいてあって電話する場所として固定していたんじゃないかな ( うちは玄関近くにあったので家人が電話するときは脇の階段にこしかけていた )。それがコードレス電話とともに家の中のどこでも電話がかけられるようになり、携帯電話の出現とともに電話を持ってでかけると言うことが可能になった。携帯電話が珍しい初期の頃は、それまで線につながっていた電話を開放することが如何に便利かはなかなか認知してもらえず、逆に偏見のような目で見られていたものだ。そのころから始まった「携帯電話のマナー」とやらもこれだけ多くの人が使っているのだから見直してもいいと思うのだが・・・。

話は横に飛んだが、僕の言いたかったのはこれが PC にもやってきたということ。
ノートPCの出現でどこでも持ち運べるようになったものの、今度はブロードインターネットが普及し、これでまたケーブルに縛られてしまった。携帯電話会社のパケット通信カードなどによりナローバンドの通信は可能なものの、ブロードバンドととなるとLANケーブルにつないで・・・ということになり、持ち運ぶのはあまり現実的とは言えなかった。

けれどもそれを可能にしたのが Wireless LAN であり、日本各地でも実験されているホットスポットだ。

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もう一歩中に踏み込んで芝生の広場に。

カフェやファーストフード店などに Wireless LAN のアクセスルータを設置し、客が持ってきたノートPC を自由に店内のインターネット LAN に接続して貰おうというもので、ニュースなどで見る限り東京ではあちこちで試行できるようだ。
その多くは ISP が自社のユーザ向けに追加サービスするもので、ユーザ認証を行うソフトウェアのインストールが前提になっているものだ。どうやら NTT はハードウェアによるユーザ認証を設ける予定のようだが、もともと家庭向けに簡単なセットアップだけで気軽に使えるように作られた Wireless LAN なので、有料サービスを提供する各社はどうやってユーザ認証を行うか、頭を悩ませているように見える。
この時代有料でサービスしなくてはならないのはよくわかるけれども、妙なソフトやハードで認証を行おうとすると、困るのは結局ユーザなのだ。どこか一社のホットスポットサービスに加入すれば、それでほとんどのエリアがカバーされるのならまだしも現在のようなサービス開始時期ではプロバイダごとにエリアに特徴があり、結局ユーザによっては複数のプロバイダを使わなくてはならないだろう。プロバイダごとに異なるアプリケーションをインストールし、デスクトップに妙なアイコンが並ぶのも美しくない ( 個人的にはメルコがサービスを開始するシステムが一番すっきりしていると思うが。http://www.freespot.net/ )。
アメリカでも Boingo や Mibilestar ( 現在 T-Mibile 傘下 ) がプロバイダとしてホットスポットサービスを展開しているが、やはりカバーエリアに特徴があり、一社で万能というわけには行かないようだ。

大手プロバイダがどうやってユーザ認証を行い、利用料金を徴収しようかと考えている一方、無料化の動きも出てきている。先にあげたメルコの「フリースポット」は日本のみだが、できれば Buffalo ブランドでアメリカに進出している同社のことだからこの製品とサービスもこちらで展開してもらいたいものだ。
市民グループもそんな有料のホットスポット展開に風穴をあけるべく、Manhattan 内のとある公園で無料のホットスポットサービスを開始したことがニュースになった。その公園が今回紹介している Bryant Park だ。

場所は42nd Streetの5番街と6番街の間にあり、Grand Central 駅からも Times Square からも歩いていける絶好のロケーションだ。5番街側には New York City Library が立っているので、この公園が Bryant Park とは知らなくても図書館の裏の公園といえばわかる人も多いようだ。1 ブロック弱の公園で Central Park とは比べるまでもなく小さいのだが、園内はきれいに整備され、また椅子と椅子とテーブルが置かれていて軽食を持ち込んで食べたりすることも出来る。また夏には Film Festival が開かれることでも知られている。
話によるとこの夏より、この公園全域 ( といってもそれほど広くないのは先ほども書いたが ) で無料 Wireless LAN が使えるようになったそうだ。それを聞いて早速 Let's Note を持って、天気の良い日曜日の午後出かけてみた。

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発見!どうやらこれがWiFiのアンテナの様だ。

この日はからり晴れ湿度も低く、日向にいても汗ばむこともないようなさわやかな夏の一日だった。
この公園で日光浴をしようという友達の誘いを出てきたのだが、ねらいはもちろん日光浴ではなく、ホットスポットの状況調べ ( この辺がいつも New York Watcher。苦笑 )。
大きな公園ではないものの、待ち人が来ているかを見渡せるほど小さくはなく、約束の時間よりちょっと早かったこともあって向こうから見つけてくれるだろうと最寄りの椅子に腰掛けて待つことにした。
円形のテーブルの前には前の持ち主が読み残していった New York Times 日曜版が置いてある。よく知られているように日曜版の新聞は特にぶあつくて、いろいろな特集に分かれている。近くのゴミ箱に捨てずにテーブルに置いていったのはまだ読む人がいるかも、という配慮かもしれない。残念ながら僕の目的はこれではないので、新聞をはじに寄せて鞄からノートPC を取り出す。頭上に茂った木々の葉がノートPCを覆うようにちょうど良い陰を作ってくれる。

bryant3.jpg
天気の良い日は公園でインターネット。もちろん高速、しかも無料!

モニタを開くと休止状態だった Windows がすぐに立ち上がった。
僕が買った Wireless LAN カードについてきたユーティリティを起動し、この近辺のネットワークを表示させてみると・・・すごい!4~5箇所のアクセスポイントをみつけている。 試しに頭から2つ、3つを適当に選んで電波状態を調べてみると、信号の強さは強、リンククオリティも高と出た。これならどのアクセスポイントを選んでも良さそうだ。まさか市販の Wireless LAN ルータやアクセスポイントが裸で設置されているわけもないだろうと、と公園内を目をこらして見てみると、アンテナらしきものを発見。どうやらこの建物の中にアクセスポイントが設置されているようだ。

接続するとIEの最初の画面が表示され、この公園についての案内が書かれている。IE 起動2度目から直接インターネットにアクセス出来るようになっている。最初に表示された案内をろくに読まなかったのでもう一度読みたいと思ったのだが、サーバ側で管理しているようで、この画面が出ることはもはやなかった。いちいち案内が表示されるのもうっとおしいだろう、という配慮から一回しか表示させないのだろう。同じ仕組みを使っていると思われるのが上で紹介しているメルコのフリースポットで一回目に広告が表示され、2回目以降は通常のインターネット利用ができるということだ。これを聞く限りこの公園とだいぶ似ている。
もちろん愛用の電子メールソフト、Becky!を起動してみるもちゃんとこのホットスポットのネットワーク経由で僕のメールが取り出せた。スピードも自宅で使っている CATV インターネット並の数 Mbps は出ているようだ。

近くにはコーヒーを売っている売店などもあり、軽食を食べながらの野外インターネットはちょっと楽しい。
注意するのはノートパソコンの場合、日差しの強い野外では液晶の文字が暗く見え読みとりにくいこと。最近の携帯のような反射型液晶を使っている PC だったら視認性は強いかな。芝生に寝っ転がってのインターネット、気持ちよかったけれど僕の PC の場合は木陰の方が見やすかった。

考えてみればこのサービス、New York に住んでいる僕らだけでなく、日本から来る旅行者の人にも最適なサービスなんじゃないか!?真冬の寒い時は無理が有るけれど、それ以外の季節だったら屋外は快適な日々が多い。日本から自分のノートPC か Wireless LAN が組み込まれた PDA をこの公園に持ってくればなんの設定もなくそのままインターネット出来てしまう。旅行で来る人、一考してみては?

Bryant Park と共同でこのインターネットサービスを提供している、NYCWireless の公式サイト
http://www.nycwireless.net

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2001年02月18日

巨大インターネットカフェ続報

先月紹介したTimes Square の巨大インターネットカフェだが、その続報を今回はレポート。

これがチケット。この暗証番号みたいな文字列を空いている PC のログイン画面に打ち込むとeインターネットが使用可能になる。

中途半端に終わった前回の「巨大インターネットカフェ」 Watch だったが、今回さらに踏み込んで取材できたので ( というか友達と待ち合わせに使っただけで、取材のために行ったわけじゃないんだが )、もう少し詳しく紹介することにした。

開店してまだ間もないというのに、利用している人たちはかなり慣れた感じで、さっさと空いている PC を見つけてインターネットを始めている。ほとんどの人がしょっちゅう利用している感じだ。
下に紹介したようなチケットを購入した人は、「この PC は使用可能です」とスクリーンに表示されたPC の前に行き、暗証番号を打ち込む。するとそこから約2時間使用可能になるのだ。規定の時間を過ぎるか、その前に止めてもいいのだが、そうすると PC は自分でシャットダウン処理に入る。そしてまた自らブートするのだが、これが見ていてさすがだった。
インターネットを使用者に開放していると、どうしても PC にはいろいろなソフトウェアがダウンロードされたり、場合によってコンピュータウイルスに感染してしまうことも多くないだろう。それに対応するためか、PC の電源が入ると、OS をローカルなハードディスクから読み込むことなどはせずに、ネットワーク上のサーバから tftp 経由で立ち上げるのだ。つまり PC が立ち上がるたび、常にクリーンな状態でサービス開始になるようになっている。
PC が起動した後の画面は普段僕らが家で使用している Windows とはちょっと違っていて、店のテーマカラーとも言えるオレンジ色のデスクトップ上に提供しているサービスのアイコンのみが表示されている。
たとえば Internet Explorer やMicrosoft Office など。また下にも書いたがコーヒーのオーダーが出来るアイコンや自分が持って帰りたいデータを CD に焼いてもらうサービスのアイコンなどが並ぶ。
前回紹介したときの写真にも載っているが、各 PC の液晶スクリーンの横には電話の受話器が設置されているのに気がついただろうか。これはブロードバンドインターネット接続を利用してインターネットフォンに使用できる。具体的には Yahoo Instant Messager がインストールされているので、そのアイコンをクリックし、電話をかけるだけ。ここからはアメリカのどこの長距離でも携帯電話にでもかけられる。( 外国にもかけられる?)

ということで前回の取材で不明だった点を次に紹介。

USB ポート
これは各 PC につき1つ存在。ドライバの問題さえなければいろいろな物が接続できそうだ。たとえばデジタルカメラをつないで New York で撮った写真をメールに添付して速報を送ったり、CD-ROM プレーヤや USB メモリ ( こんなやつ ) をつなげば自分のデータを持ち込める ( たとえば電子メールアドレスなんてアドレスブックに書いてあってそれを入力するのが面倒で、間違えかねないので、全部データにしてもってくるとか )。ただしスクリーンを見た感じではローカルなハードディスクへのアクセスが出来ないように工夫してしているように見受けられた。なのでファイルエクスプローラは起動できないかも。

日本語機能
使用されている OS はすべてWindows ( 98 か Me か 2000 かはチェックするのを忘れた) で言語は英語バージョンだ。ただし Internet Explorer を立ち上げて言語の選択画面に行くとほとんどすべての言語の表示がサポートされていて、当然日本語もサポートされていた。ためしに日本語に切り替えて、www.yahoo.co.jp をアクセスしてみたが正しく表示された。なので www.hotmail.com などでは日本語のメールの受信は問題なさそうだ。
問題は日本語入力。どうやら標準では各国語の IM ( 入力/変換機能 ) はなさそうだった。ただしこれは Microsoft のホームページからダウンロードできるのでもしかしたら毎回インストールすればいいだけの話かも。でも待てよ、再起動が必要な場合はだめだなぁ。
店内では日本人の人も見かけたので、どうなのか聞いてみればよかった。

料金システム
前回も紹介したように使用料金は$1から。これをカウンターで購入すると、今回紹介したようなチケットを発行してくれる。そして誰も使用していない PC の前に行き、ログイン画面でこの番号を入力するとそこから2時間使用可能になる仕組みだ。
よく出来ているのはそこからで、実はコンピュータのデスクトップ上に刻々と残り時間がカウントダウンされていくのだ。前回電光掲示板に表示されると書いたが、どうやらこれは誤り。正しくは書く PC のデスクトップ上に表示される、でした。
またデスクトップにはいろいろなアイコンが並んでいて、中にはコーヒーのオーダーなどのアイコンも見られる。そのかわり普通の Windows で見られるようなアイコンは一切削除されている。
他にも$5のチケットがあったようだが、こちらはもしかして「空いている限りずっと使いつづけられるチケット」なのかもしれない。でも$1で2時間使えるのなら、普通に5枚買っても10時間使えるので、寝ないで遊びに来る人意外は意味がなさそうだ。

ということでまたしても謎が残ってしまった。今度はデジタルカメラとその USB ケーブル、または USB CF / スマートメディアリーダを持っていったりして、ドライバのインストール無しで使えるのかどうか見てこないと行けなくなってしまった。
前回も感想を書いたのだが、これはもう100%と言ってもいいほど、www.hotmail.com か www.yahoo.com のメール画面がほとんどの人のスクリーンで開かれている。その他は www.aol.com などのチャット。MS Office のワープロや Excel を開いている人なんて一人もいなかった ( 笑 )。皆コミュニケーションを求めてここにやってくるんだなぁ。でも隣の人同士で話したりしないのは不思議だよね。ネットワークで顔の見えない人とは意気投合しているのに。

店内の様子、住所やホームページなどは前回紹介したとおり。

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2001年01月18日

世界最大インターネットカフェ - Times Square 再開発

Times Square 再開発の紹介シリーズ、今回は世界最大規模という触れ込みのインターネットカフェだ。

道路の反対側から店の正面を撮ったもの
店内の様子。2階にもあるようだ。
隣の人と近いのが気になるけど・・・

「Times Square に世界最大規模のインターネットカフェ出現」というニュースはこちらのメディアだけではなく、アサヒコムなどでも目にしたから、日本でも知っている人は多いと思う。僕も実はアサヒコムのニュースで最初に知ったのだが、それが実際にどこにあるかは分からなかった。ところが前回、サンリオショップを紹介したように42nd Street を歩いていて偶然そのカフェのありかを見つけた。

場所は42nd Street の7Avenue と8Avenue の間、ちょうどサンリオショップの反対側にあたる。
表にオレンジ色の「easyEverything」という看板と巨大な PC が掲げられてはいるが道路の反対側からでないと見えない。実際たくさんの人が扉の前で集まってさえいなければ、何の店か分からず見落としてしまいそうだ。中に入ってみると左側にスターバックスのようなレジとコーヒーカウンターがあり、そこに何十人もの人が並んでいる。
店内に800台もの PC が設置されたそれは、カフェというより、電子図書館と言った方がしっくりくるかもしれない。もともと Manhattan には Cybercafe というインターネットカフェが East Village を始めとして何箇所かあるのだがこちらはまさにカフェ風。各テーブル毎に Mac やら PC が置かれていてる、というスタイルなのだが、Times Squaer にオープンしたこの巨大インターネットカフェは図書室の閲覧室に PC が設置されている、といったスタイルなのだ。写真から見て取れるように大きなテーブルの真ん中に立ちふさがるようにして壁が設置され、そこに PC の液晶モニターがかけられている。また各 PC の上には PC カメラが設置され、NetMeeting などが楽しめるようになっている。
先ほどのレジの前にまずは並び、コーヒーやクッキーなどを買い、インターネット使用料払うようだが、実はまだ使用していないのでシステムがよく分からない ( 詳しくは又この次の取材してこないとだめかな )。
使っている人の様子を見ると、その多くが Hotmail などの web メールの確認、それと高速通信を往かしてかビデオを見ている人も多かった。
日本語に関しては、もし IE5.x が入っていれば www.yahoo.co.jp などにアクセスすると「日本語のフォントをインストールするか」と聞かれるはずなので ( 聞かれないとすればすでにその PC を日本人が使用してインストール済みのはず )、そこで OK ボタンを押せば自動的にインストールが始まるはずだ。なので少なくとも日本語でのブラウズは問題なくできるはずだ。

さて気になる料金だが、これがなんだかいいんだか悪いんだか。
インターネットを使用するには PC 1台につき $1を払うだけ。使用可能な時間は混んでいなければずっとアクセスできるらしい。ところが混んできたときにはカウンターの上にある掲示板に残り時間が表示されるらしい ( 行ったときは気がつかなかった )。この掲示板は5分ごとに更新されると言うので結構気になるかも。場所柄かここは24時間7日間オープンだそうなので、日本からやってきて時差ぼけの時にホテルから抜け出して早朝メールチェックをするには便利かもしれない。PC 本体はアクセスできないようになっていたので ( この辺不確か )、デジタルカメラを持っていって USB 接続し、写真を日本にメールで送ると言うのはできないかもしれない。



とここまで書いていて撮った写真を見てみるとどうやらキーボードやマウスコネクタに並んで USB ポートらしき物が見える。もしかしたら使えるかな。 そのほか下のホームページによると、プリンターでの出力や CD-R にデータを焼いてくれるサービスもあるらしい。意外と使えるかも。
マップは以下の公式ホームページを参照の事。


easyEverything

住所
234 West 42nd Street
New York, NY
公式ホームページ
http://www.easyeverything.com/

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