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「Station」

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近所の公園を散歩していたときのこと。それまでそこには無かった地下鉄の駅が突如、出現した。

一体全体、公園の中に地下鉄? どこの Line ? 駅名は? というと・・・


駅の名前は Master でこの駅を通る地下鉄のラインは、I 線と U 線とある・・・・
はて、そんな地下鉄ライン、New Yorkにあったっけ?と思った方、さすがです。これは Astoria の Sculpture Park に展示されているパブリックアートである。

地下に降りられるはずの階段側の様子が、上の写真である。


NYC の地下鉄駅は、地下駅であろと高架線の駅であろうと多かれ少なかれ同じスタイルなので、上の写真のような建造物だけですぐに NY Subway 駅だと判るわけだ。

相次ぐ値上げの割にサービスが伴わず、市民の口から不満ばかり聞こえてくる NY Subway ではあるが、それでも NY という街の顔の一つになっているのは間違いない。

これが普通にサイドウォークに設置されているとなるとジョークにもならないかもしれないが、こうして芝生の中にぽつんと置かれているおかげで訪れた人たちの表情は呆れてかつ感心したような笑顔になるわけだ。


閑話休題。
11月末より急遽三週間もの冬休みを取ることができ、はてどこかの国の指導者よろしく電撃訪問という形で日本でも帰ろうかとも思ったのだが、今年の春にも一時帰国したことを思い出し、結局 New York に留まることとした。
ちょうどその頃に日本からの来客もあり、久々に市内観光なんぞを楽しんだりした。
混んでいるから、と週末行くのを避けてしまうミュージアムにも平日を利用して久々に足を伸ばし、見たかった特別展などいくつか見て回ることができた。

さて心身ともに充電もできたことだし、また忙しい街での生活に戻ることにしようか。



※近所にできたビアガーデンのバーカウンターにて


見た目に反してなのか、僕はあまり酒に強い方とはいえず、初めて酒の席で一緒になった人には飲酒の量が控えめだとよく言われる。
飲めないわけではないのだけれど、飲み続けられないのである。外見から判断するとどうも酒に強そうに見えるのでそのギャップから余計、そういわれるのだろう。

なのでワインやビールはたしなむ程度だが、それでも飲みに行く機会は多い。その僕でさえ、New York に移り住んでバーに行くようになって日本を懐かしんだのが、屋上にあるビアガーデンだった。

日本では海岸だろうが、公園だろうが、路線によっては通勤列車でも ( 僕は常磐線快速で見かけたのだけど )、公の場所でアルコールを飲むことにおとがめがないので、屋外で飲むということはさほどめずらしくない。だからビアガーデンでなくても天気の良い日は外でいっぱいなんてことが可能だが、New York はパブリックな場所でアルコールを飲むことが許されていないので、それだけにビアガーデンのようなところが唯一の屋外で酒を楽しめる場所ということになる。

ところで日本ではデパートの屋上などにあるビアガーデンも、いまでこそ市内で Roof Top Bar なるものがいくつもできているが、かつてはあまりそういったものをついぞ見かけることがなかった。

そんな中、禁酒法があった時代にも途絶えることなく、いまも続いているビアガーデンが Queens の Astoria にある。
夏の、それも週末ともなると Manhattan から地下鉄に乗ってやってきた人たちが店の前に行列をなすほど、人気のあるこのビアガーデンだが、それに続いてもう一つ新しいビアガーデンがまた同じ街、Astoria にできた。それが今回紹介する Studio Square である。

ちなみに新しくできたビアガーデンはうちからすぐ近くにあり、このビアガーデンができてからというもの最寄り駅を利用する客層がすっかりかわってしまった。


オープンした2009年5月、早速足を運んだ。ちょうどテレビや新聞などで取り上げられ始めたばかりということもあってオープン当初からたくさんの人が訪れていた。



もともと Astoria には映画やテレビの撮影スタジオがいくつもあり、これは全くの憶測であるが、名前に Studio、という名前が冠せられているのはそれにちなんだもの、ではないかと思われる。


入り口で ID のチェックを受けたあと、店内に入るとまずバーカウンタが待ち受けているのだが、ここのうりはそのバーエリアを通り抜けると目の前に出現する、広大なパティオである。

ここに整然と並べられているテープルはどれも大人数で腰掛けるもので、同じ Astoria に大昔からあるビアガーデンと同じスタイルである。
大人数で行ってもよいが、少ない人数で行っても楽しいのは、ここで他のグループと意気投合してしまうことがあるからだ。
実際僕もここで知り合った女性と写真の話で大いに意気投合した。


またここはビアガーデンながら、意外にフードメニューも充実している。上の写真の奥の方に見えるのが、フードコーナーでここで各自注文することになる。

ここではハンバーガーだけでなく Sushi があったり、ドイツソーセージのほか Souvlaki がメニューに並ぶのは Astoria らしいともいえる。
またアルコールもビールだけでなくサングリアなどもあるので、気分とメンバーにあわせていろいろな飲み方が可能だ。


屋内にもそれなりの広さの Seating area があるのだが、何といってもパティオには Fire pit があり、これがまたなんともキャンプファイヤーをしているようで、この周りで飲んでいるだけで楽しくなってくる ( もちろんアルコールのせいもあるのだが )。





独立記念日にあわせて日本から友人が何人か来るので、彼らとともにまた行ってくることにしよう。
なんといっても歩いていけるところにこんな場所があるのがうれしい。トイレが近くなってもうちまで目と鼻の先なのだから。


Studio Square

公式サイト
(メニューなどもこちらで参照可)
http://studiosquarenyc.com/



パンにあんこやカレーが入っている国だってあるのだから、このパンもどこか別の国では 「 普通 」 に存在しているのかもしれない。

僕の住む町の住人にはエキゾチックがとても多いのだが、その地元のベーカリーで見つけたオリーブパン。
パンにはオリーブのほか、フェタチーズのクラッシュも練り込まれており、まさに地中海風である。
見た目はなんだか甘そうなのに、ちぎって食べてみるとオリーブの酸味がその期待を裏切って、意外にも新鮮だ。


こんな風にここでは 「 ところ変われば 」 という経験が簡単にできてしまう。

国境を越える気軽な旅。空を飛ぶことなく、自分の足で。

今月の一枚

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なんとなく気ぜわしい毎日が続き、気がつくと7月も終わろうとしている。

更新の少なかった今月最後のブログエントリーに、せっかくだからと今月撮った写真を載せようと、ぱらぱらと画面をめくる。
たった一月なのにあちこち足を伸ばしていたことに気付き、少しばかり驚いた。

そういえばこんな一日もあったっけ。島にある小さな教会。


※NY、SOHOにあるPAPABUBBLE(パパブブレ)の前で。スペイン・バルセロナからの出店だそうだ。


New York の夏は梅雨がない分、特に長く感じる。5月ともなると、突き刺すような強い日差しではないものの、肌がひりひりするほど焼ける日もあり、それから2ヶ月経った7月には「まだ夏?」と息切れしそうになる。
ただ夏の終わりも東京と比べるとだいぶ早く、8月後半にはだいぶ過ごしやすくなる。近海で泳げるのも 8月中旬までだろう。その後の大西洋の水はびっくりするほど冷たい。

この写真も夏の始まりのころに撮ったもので、からりと晴れた初夏の日差しがまばゆいほどだった。

夏の昼下がり、SOHO。

最近は欧州からの訪問客が特に多い。行き交う人の口から出てくる言葉が耳慣れぬヨーロッパあたりの言葉だからすぐにわかる。
SOHO の街並みを見学している初老のカップルを見て、「彼らはどんな国から来たのだろう」と僕はヨーロッパに思いを馳せる。
それも夏の白日夢の故の空想だったのだろうか。


SOHO の Broadway といえば、まさにこのエリアでは目抜き通りというとになるが、最近見慣れぬ・・・というかとても懐かしいものが突如出現した。
高橋留美子原作の『うる星やつら』のキャラクタ、ラムちゃんである。もう一人左側に見えるのは確か『名探偵コナン』ではないか。

うる星やつらといえば、僕らの世代が中高生だったころ少年サンデーに掲載され、さらにテレビでのアニメ放映と相まってまわりにも熱烈なファンが多かった。僕自身はコミックの方に目を通したこともなく、テレビ放映版を何回か見た程度だが、悪友の一人が特にはまっていたっけ。
「コナン」の方もたしか少年サンデーに掲載されていたようだが、その頃にはあまり週刊漫画誌を手に取らなくなっていたので、テレビでやっているのを見かけた程度である。
そんなわけでどちらも馴染み深いとはいえないけれど、日本のアニメキャラクターが SOHO に出現したこと自体にちょっと驚いた。これが Naruto なんかだったらアメリカでも放映しているので、アメリカ人にもわかりやすいのだが果たしてラムとコナンの効果はいかに? ( 記憶ではこの両アニメはアメリカでは放送されたことがないはずである )

ちなみにこのキャラクタを店の入り口に張り出したのは、SOHO に旗艦店を構える Uniqlo である。
日本アニメを知らないアメリカ人は結構これを見ても無頓着のようだったが、僕は久しぶりに悪友の顔を思い出した。なぜかそれが SOHO でというのも可笑しい話だが。

So complicated?

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毎日使わない日本語は脳の中でもどこか遠い場所に格納されてしまうかのようで、僕の場合たまにボキャブラリをフルに使おうとするとまるでど忘れした人のような言葉遣いになってしまう。忘れてしまうのは言葉だけではなく、実は自動車や鉄道などのマップもそうなのだ。
昔は地図など見なくても東京都内の乗り換えはすぐに頭の中で見当がついたし、乗換駅でも頭上の案内を見ることなくスタスタと歩いて行けたものだ。

ところが最近の一時帰国では、都内の地下鉄/JR駅乗り換えにかなり手間取った。なんだか帰る度に迷子になる率が上昇している気がする。
僕が住む、New York も地下鉄網は発達していて、それこそほぼ毎日使っている。なんといっても僕のアパートで地下鉄の振動を感じるほど身近なのだ(笑)。 これまでに仕事で長期滞在した英国や、バケーションで行ったフランスなど、それぞれの首都の地下鉄を使ったことがあるが、東京の交通機関が特に複雑に見えるのは、営団 ( ってもういわないんだっけ? )、都営地下鉄、それに私鉄の乗り入れ、それにJRを駆使しないといけないからかもしれない。

果たして僕が毎日使う New York の地下鉄より東京の方が本当に複雑なのだろうか。

ちょっと気になって総駅数について調べてみると、面白い結果が出た。おそらくこのデータは最新ではないものの、それほど大きな増減は無いものとして見ていくと New York の MTA の全駅数が 468 であるのに対し、東京は、

東京メトロ 168駅
都営地下鉄 106駅

ということで New York の地下鉄の方が断然駅数が多い。
一方 New York には郊外から乗り入れる長距離通勤列車をのぞくと、JR に対応するような地上の交通鉄道網がない。そこで Manhattan とほぼ同じ大きさの23区内の総駅数 ( JR・私鉄含む ) について調べてみると、だいたい470駅前後らしいということがわかった。こうなると東京の駅は New York のそれと比べてほぼ同数であることがわかる。ただし New York の地下鉄の場合、468駅には Manhattan 以外の区、たとえば The Bronx や Queens のものも含まれており、そうなると東京23区より広い範囲をカバーすることになるので、単純に比較はできないのだが。

New York の地下鉄が旅行者に取っても使いやすいと言われるのは、Manhattan 内では一部の地下鉄ラインを除き、多くが南北にしか走らないことにある。南北に走るラインが多いのは Manhattan が細長い島であるという地形によるところが大きい。それに対して東京の場合は線が複雑に入り組んでおり、これに JR や私鉄を加えて距離や運賃の比較まで行わないといけないとなると、どう選んで良いのか迷ってしまい、それが結果として取っつきにくさにつながるかもしれない。

まあその一方価格やサービスの面で競争が行われているわけで、New York のように MTA という組織がバスも地下鉄も郊外型通勤列車も管轄しているのとは大きく異なる。
New York の地下鉄を一度でも利用したことがある人ならわかると思うが、24時間運行という唯一の利点をのぞくとサービスという言葉自体存在しないように思える。この街に住んでいる以上、不満を書き並べたところでサービスが良くなるわけではないのだが、不便なことは不便だとはっきり伝えることが改善につながることもあるので、ここに一例を紹介するがその例については枚挙に遑がない。


  • 駅に案内をする駅員がいない。遅延や事故などアナウンスもほとんどない。
  • 解放されているトイレがほぼ全滅。あっても臭気で目が痛くなるほど不衛生。
  • エスカレータ、エレベータがほとんど設置されておらず弱者に厳しい。
  • 構内に売店はほとんど無い(悪)。販売するものがないのにゴミ箱は多い(良)、なのに地下鉄の中も駅もゴミが散らかっている(結局悪)
  • 運行中に勝手に停車駅を変更する。
  • 平日の夜と、週末は終日、ダイヤが乱れまくる。メンテナンスと称して不通になる。
  • ねずみだらけ
  • 強く雨が降ったときや、エアコンが稼働しているときなど天井から水が漏れるほどボロ車両が現役。(車内でも傘が必要か)
  • 人が乗り降りしていても平気でドアを閉める。
  • 古い車両のせいでドアが閉まらないことがあるのに、車掌は「扉を押さえていると発車できねぇんだよ。これが続くとDischarge(故障扱いにするので全員降りろということ)するぞ」とヒステリックに叫ぶ。
  • 地下鉄車内にホームレスが多く、臭い。


    特に週末の工事には泣かされる人が多いはずだ。24時間営業しているしわ寄せが週末工事なら、24時間週5日営業ということになるわけで、果たしてそれがサービスと呼べるのかはなはだ疑問である。


    日本にいる友達から「New Yorkのラッシュはどう? 東京並ではないと思うけど」と聞かれたことがある。
    現状を言うと、New York でも朝はラッシュというものがあって、満員だと乗れないこともある。それでも押し具合は東京のラッシュアワーほどではなく服と服が接する程度で、隣の人にもたれかけられたり、強く押されるということがないぐらいのものである。
    押せば確実にもっとたくさんの人が乗れるはずだが、そこまでしないというのが暗黙の了解にある。そのため人がたくさん乗った車両が来ると一本、または二本待たないと乗れないこともある。
    見知らぬ他人と体を密着するような不快な気持ちになってまで電車に乗るくらいなら、遅れても次の電車を待つという文化の違いだろう。
    手に持つ鞄を離しても落ちないくらい混み合う東京のラッシュアワーを知っている僕らからすれば、楽なラッシュだがそれでも朝はよく怒声を浴びせる輩が見受けられる。「もうこれ以上は乗れない」と乗客が、無理に乗ろうとする人に文句を言うことから端を発するのだが、どちらもどちらなので周りの人はたいてい無関心である。
    人物ウォッチングが好きな僕など好奇心に負けつい振り返って「一体どんなやつらだろう」と顔を確認してしまうのだが。

    運賃の割にあまりいいところの無い New York の地下鉄だが、いずれにせよ地下鉄やエレベータほど見知らぬ人同士が密室状態でこれほど接近するところもないわけで、接偶然乗り合わせたことで始まるドラマもある。地下鉄に乗る度に「あ、これはブログで紹介できそう」と思うシーンに出会うのだが、つい機を逃してしまう。
    またいずれ地下鉄四方山話でも紹介することにしよう。


  • 昨日、SOHO にある Starbucks でコーヒーを買ったときに気がついたのだが、カップホルダーにプリントされている Starbucks のロゴが変わっているのに気がついた。
    色もブラウン一色で、とてもシンプルなもの。

    一瞬「さては新しいロゴか?」と思ったものの、よく見るとこれは Starbucks 初期に使用されていたロゴプリントであることがわかった。


    このデザインは二つの尾を持つ人魚のもので、現在みんなが目にしている愛らしいロゴとは似ても似つかない。

    日本でもマクドナルドが本格的コーヒー市場へ参入を果たしたそうだが、かつて飛ぶ鳥を落とす勢いで伸びてきた米 Starbucks の成長が最近は鈍化していると聞く。それがアメリカでいち早く導入された MacDonald の premium コーヒーのしわ寄せなのかはわからないけれど、New York を見ている限り、小さな個人営業のカフェが繁盛しており、なるほど Starbucks 離れというのは実際に起きているのかもしれない。

    どこに行っても変わらないメニューと価格。迷うことなくいつものものを頼める安心感。ファーストフードよりちょっと雰囲気の良いコーヒーショップとして Starbucks は急速に普及したけれど、普及すればするほど人々が持つブランドイメージは何一つファーストフード店と変わらいものとなってしまう。そうなるとはやりすたりに大きく左右されることになる。


    今回昔のロゴを再使用しているのは、原点に戻って再び基本のコーヒーで勝負をかけ、客離れをとめたいという Starbucks 社自身の願いが込められているのかもしれない。

    Lunar New Year

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    日本にいたときはいまいちぴんと来なかった旧正月だが、New York に来ると急に身近ななものになる。
    日本をのぞく多くのアジアの各国で今でも盛大に祝われており、自ずと移民の多い New York でもその慣習を受け継ぐ人たちがいる。それは、ちょっとした、などとは言えないほど規模の大きいお祭りなのだ。

    Manhattan の China Town でも先の日曜日にパレードが行われ、そのときに撮ったスナップの中から楽しそうな子供たちの様子を中心に拾ってみた。

    アメリカにいるのに、なぜか懐かしく感じられたのはやはり同じアジア人だからだろうか。





    ※保護者に撮影を快諾してもらったものの、ある程度表情に配慮して撮ったものだけ掲載

    こんなタクシーが NYC を走り始めたのは9月になったばかりのころだろうか。実はこの写真は一ヶ月以上前に撮ったもので、ここで紹介しようと思いつつ、気がつけばこんなに時間が経ってしまった。
    しかも短い日程で、滞在中ずっと走り回っていた一時帰国のあとはすっかりこの写真のことを忘れてしまった。デジタルカメラの良いところはたくさんあるけれど、こんなふうについ撮ったら撮りっぱなしになってしまうのが欠点といえば欠点と言えなくもない。


    話をこのタクシーに戻すと、フードの上やルーフトップに大きな花が描かれたタクシーが街に走り始めた頃、ちょうど学校の新年度が始まった。
    9月上旬に学校に戻ってくることから、この時期は Staples など文房具・オフィス用品を扱う店、それに Teenage 向けのアパレルチェーンなどは Back to school と呼ばれるセールを行う。日本で言うところの新入学セールである。

    そんなタイミングに加え、仕事をしながら何気なくつけていたテレビがちょうどこのニュースを取り上げており、たくさんの子供たちが花を描いているシーンが映ったので、新学期の開始に伴って市が子供たちに送ったメッセージかなにかだと思っていた。がこれは全くの早とちりだということを後から知った。

    なんでもとある私的な基金が発起人となり、今年100周年を迎える New York 市のタクシーと協力してはじめたパブリックアートということだった。そしてこのペイントを手伝ったのが New York 市の子供たちを始め、NJ 州や Colorado、California に住む子供たちである。


    参加した子供は元気に学校に通う生徒たちであるが、それだけではなくガンと闘っている子供、大きな火傷を負って入院している子供など、病院にいる子供たちにもアートに参加してもらい、希望を持ってもらおうというプログラムの一環なのだった。


    コンクリートに囲まれ緑の少ない都会にあって、黄色いタクシーは花を街に運んでいるだけでなく、こうして子供たちの夢と希望を届けているのだった。


    タクシーを使ってたくさんの花びらで New York を埋め尽くそうなんていう突拍子もないアイデアに、誰がこんな風に実現すると思っただろうか。
    病気や事故の後遺症と闘っている子供たちの勇気は、こうやってコミュニティを変えていくことできるのだという証になった。
    案外励まされているのは大人たちの方かもしれない。


    Garden In Transit プログラムは12月まで続けられる。


    Garden in Transit

    公式サイト
    http://www.portraitsofhope.org/git/index.php


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