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鍵の中の少女

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Soho の道ばたの金網にロックが一つぶら下がっていた。
そこには何を想っているのか、表情からは読み取れない少女の顔があった。

鍵はロックされておらず、果たして鍵をかける相手を待っているのか。
それともデスティネーションを求めて次の旅にでるところなのだろうか。

考えてみればこれまで勝手気まま、自由気ままにやってきて、今では New York で気軽な人生を楽しんでいるのに、すっかり生活のパターンができあがってしまった。
本当はどこにでも行けるはずなのに、進化したテクノロジーとがんじがらめのセキュリティーで好きな場所に住むというのもままならない時代になってしまった。加えて景気の悪さが影響してか日本でもアメリカでも外国人排斥の空気が漂っている。

どこか宙ぶらりんな僕の人生は彼女と比べてどちらが自由なのだろうか。

画竜点睛とはよくいったもので、やはり雄大な歴史を持っている中国ならではの故事だと感心する。

ドイツをイメージするような、鮮やかにペイントされた壁と、New York の名物 Yellow Cab、それに中華系スーパーの買い物袋を下げた女性。
字面だけみれば、一見なんの脈絡も無いように感じられるこの三者がここ New York では何の違和感もなく街を構成している。

人は自然と街に溶け込んでいくものだろう。

閑話休題。
赤いプラスチックバッグは通常中華系スーパーでよく使われるため、この袋を手にしている人を見かけたらまずはアジア系市民、特に中国系の人たちだと思って間違いない。
では黒人とかラティーノどうかというと、なぜか彼らの多くは黒いプラスチックバッグを手にしている。
もちろん例外は多く見かけられるのだけれど、人種のるつぼと言われる New York であってもこんな風にバックグラウンドがステレオタイプ的に見られるのは興味深いことではある。

Reflection

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「いやに今日は蒸し蒸しするな」と思っていると案の定通り雨が降ってきた。
傘を持っていなかった僕は他の人たちと同じく、難民さながら雨がしのげる場所を探して右往左往する。


程なくして雨がやむとそれまで人通りが途絶えていた歩道に、予定を取り戻そうとたくさんの人が出てきてちょっとした混雑になった。あちこちにできた水たまりをいまいましそうにして大きく迂回する横で、僕はというと足下に広がった虚像をのぞきこんでいた。


地面に広がった空は汚泥色に染まり、決して美しくは見えないけれど、この水たまりの向こうにはまるで別の世界が広がっているかのようで、僕は虚像を通して実像を探している。


5月のとある雨上がりに。

Distress city

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都会と呼ばれるところは常に多くの人で賑わい、それ故あちこちで軋轢を生み出す。

数珠つなぎの渋滞も、地下鉄のラッシュアワーも、ぶっきらぼうで不親切なサービスも、生活に不要な、いがみ合いを作り出す。

都市のインフラのせいにするのは簡単だが、決して街が悪いのではなく我々人間が街を abuse しているのだが、そのことすら気がつかず常に何かのせいにしてしまう。
むしろ街の方が耐えきれなくて悲鳴をあげているのかもしれない。

※当初は「駐車場の出血大サービス」とでも書くつもりだったのだが、なんとなくこちらの方がしっくり来るような気がしておちゃらけ系から変更してみた。

気もち

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Tribeca で見かけた風景だったか。

この一組はまんじりとして動かないのだけれど、その場 ( 空気 ) から気持ちとか気配といったものが感じ取れそうな、そんな一瞬。

Direction

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ふと立ち止まり、あたりを見渡してみる。

そしてまた再び歩き出す。
僕らはいつも Direction を選んでいる。それが小さな一歩でも。

Way

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You are going your way, I am going my way.

NY的Breakfast

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通勤ラッシュと呼ぶにはまだちょっと早い、朝の7時半。

Subway のプラットホームに捨てられていた一本の缶。「Slim Fast」とプリントされている。
おそらく仕事の前にジムで一汗かくつもりなのだろう。

これも New Yorker の朝食。

Bar

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昼間はひっそりとしていてあまり目立たず、そのまま素通りしてしまうようなバーも、夕方になったとたん妖しいライトで人々を魅了する。

まるでミュージカルの舞台セットを思わせるような一コマだが、喉が渇く夏に向けてこの魔力というか魅力はますます強くなっていく。

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窓の外の景色はいつも同じ、とつい見過ごしてはいないだろうか。
窓から差し込む日差しが毎日かわるように、外の風景もやわらかく見えたり、時には厳しく見えたり。
気がつけば季節もうつろいでゆく。

とあるインダストリアルビルディングにて。





このところ少しずつ厳しい寒さが溶けだしたかのようで、それを体で感じられる季節になった。
暖かくなるのはいいのだが、春の訪れを体感するのはそれだけではない。困ったことにここ数年は花粉症にやられているようで、今日も朝からくしゃみが止まらない。鼻がつまると思考能力が半分になる、といっても言い過ぎではないと思うが、ブログの更新が止まっていたのはちょっと別の理由もあった。

http://www.nomeri.com/newyorkwatch/archives/2008/01/292339.php
のエントリーでも書いたのだが、1月下旬より自宅のネットワーク環境をあちこちいじりまわしていて ( それは傍目からすると Geeky な遊びにしか見えないわけだが )、やっとそれも落ち着いてきたところである。が、その間ファイルサーバの整備も行っていたので、なかなかコンテンツ ( 写真など ) に触れる時間が無かった。

いろいろ試行錯誤した結果、現在うちで稼働しているルータは、追加した分も含め事情により3台。それに新規で購入した NAS を自宅内 LAN 上に配置し、かなり快適なサーバ/ネットワーク環境が整った。これで PC も SONY PS3 もハッピーになったし、外出先から自宅の NAS にアクセスして、必要なファイルにアクセスできるようになった。自宅の PC をインターネットに晒すのはどうも抵抗があったが、その点 NAS ファイルサーバなら管理もしやすく、たとえ攻撃されても被害が最小限で済む。
記録もかねてそのあたりのことをまとめているところなので、そのうちここで紹介できると思う。

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